理念と仕組みから考える営業の本質

皆さんこんにちは永野です。
今月、プルデンシャル生命に対し行政処分が行われたというニュースがありました。
ある営業社員が顧客から不適切な金銭受領を行ったことが問題との事でした。
プルデンシャル生命と言うと外資系の生命保険会社で【フルコミッション制度】が採用されておりました。
この【フルコミッション制度】と聞くと皆様はどのようなイメージがありますか?
・稼げそう
・やったらやった分だけ評価してくれる
というプラスの考えが出てくる一方で
・ゴリゴリの営業集団
・離職率が高そう
・売れれば何でもよいと考えてそう
のような悪いイメージもあるかと思います。
ここで少し考えたいのは【フルコミッション制度】がそうさせているのか。
ということです。
プルデンシャルの創業者は生命保険を単なるビジネスではなく、
【人々に価値をもたらすもので、残された家族の生活を守り、経済的な不安を和らげるもの】として
その価値を伝える事を行ってきておりました。
一言でまとめると【家族の幸せを守るお手伝い】と言ったところでしょうか。
非常に素晴らしい考えだと思います。
ですが、いつしかその創業の精神が社長や組織が変わるにつれて次第に引き継がれなくなっていき、
営業マンの目的が【稼ぐ】や【売る】に変わってきたように思います。
口で述べるのは簡単ですが、これを経営に落とし込むとなると困難です。
創業の精神があれば良いかと言うと決してそうではありません。
なぜならば人は理念では動かないからです。人は評価の上で動きます。
理念を仕組みに落とし込まなければ営業マンが上記のように会社の方針と逆行した働き方になってしまいます。
なので、よく巷では理念経営と言いますが、
その理念がお飾りになってしまっていては理念経営は成り立ちません。
フルコミッション制度の問題として捉えるのであれば、
その制度を撤廃すれば良いわけですが、
実際にプルデンシャル生命に入社されている若者は少なからず
稼げる環境を求めて入社を決めたのだと思います。
そんな中で一般企業のような給与制度に変えてしまっては大量離職に繋がりかねません。
これだと経営自体が前に進まなくなる為、本末転倒です。
さらに、この規模の企業にもなってくると
【制度変更】そのものが全社員を巻き込むことになってしまいますので
会社にも社員にも多大なストレスがかかります。
これを解決しようとすると莫大な費用と時間と労力がかかります。
なので、規模が小さいうちに“理念”と“仕組み”を考えておくことが必要です。
又、理念と仕組みは別々で考えるのではなく一本の線になる様に考える必要があります。
うちはまだ小さい会社だから大丈夫。とか
あそこまで大きくするつもりはないから。とか
田舎でやっているから。とか
は関係なく、血縁でない社員がいる会社であればどこの会社も必要なのかと思います。
今回のプルデンシャル生命のように何か起きてからでは遅く、
何か起きる前に起きないように手をうっておく事が大事です。
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