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「情」も「利益」も諦めない原価の見直し方

 

こんにちは。
ラストコンパスの冨田です。

 

先日、工務店の社長様とお打ち合わせをしていた際、
とても切実なご相談をいただきました。

 

「長年付き合っている職人さんで、
うちからの仕事がメイン。家族経営で関係も深い。
ただ…正直、他と比べて金額が高くて…」

 

単に「高いから別の業者に変えればいい」と
ドライに割り切れるなら、そこまで苦労はしません。

 

自社が苦しいときに現場を支えてくれた感謝や、
相手の生活を守らなければという責任感。

 

お互いに長年積み重ねてきた関係性や義理があるからこそ、
おいそれと切り捨てることなんてできるはずがない。

 

そうやって一人で抱え込み、苦しまれている経営者様は
本当に多いと感じます。

 

単なる「値切り」ではなく、「根拠」を持つ

 

相手の生活やプライドも分かっているからこそ、
「安くしてほしい」と直接切り出すのは、
なんだか相手を否定してしまうようで気が引けるものです。

 

ですが、私たちが考える原価の見直しは、
決して業者さんを買い叩いくことでもなく、
関係を切り捨てることでもありません。

 

ここで一度考えてみていただきたいのが、

「なぜその金額になっているのか」

という客観的な根拠(物差し)を
お互いに持てているかという点です。

 

例えば、工事項目をひとつずつ紐解いていくと、

「どの会社でも同じような価格帯に収まる項目」

がある一方で、

「自社だけが相場よりかなり高く設定されていた項目」

が見えてくることがあります。

 

これは、業者さんが悪意を持って
高く請求しているわけではありません。

 

昔からの発注慣習や、実は無駄になっていた施工プロセス、
あるいは最新の相場情報がアップデートされていないこと
などが原因で、お互いに「気づかないまま放置されていた」
というケースが非常に多いのです。

 

守りたい関係だからこそ、「共通言語」で話す

 

根拠やデータを持たずに、ただ経営が苦しいからと

「もう少し安くなりませんか?」

と感情論で伝えてしまうと、
それは単なる「値切り」になり、
長年築いてきた信頼関係を傷つけてしまいます。

 

しかし、全国の相場データという
客観的な事実(物差し)を持って、

 

「この項目の世の中の相場はこのくらいなのですが、
 うちの発注仕様や現場の工程を少し見直すことで、
 お互いに無駄なコストを削れる部分はありませんか?」

 

といった形で対話ができればどうでしょうか。

 

それは単なる一方的な要求ではなく、
大切なパートナーとこれからも一緒に
この業界で生き残っていくための
「前向きな改善提案」に変わります。

 

「今までこうだったから」という慣習を
一度横に置いて、客観的なデータという
「物差し」をもとに原価を丁寧に整理してみる。

 

その準備と対話の積み重ねこそが、
大切な協力業者様との関係性をしっかりと守りながら、
自社に必要な適正利益を死守する
「確固たる自信」に繋がっていくはずです。

 

切っても切れない大切なパートナーだからこそ、
感覚や情だけで突っ走るのではなく、
お互いが納得して未来へ進める「正しい物差し」
を持って丁寧に向き合っていきたいですね。

 

少しでも参考になれば幸いです。

 

P.S

「業者を変えずに原価を下げたい」
「共通言語となる“モノサシ”を知りたい」

という方は、
ぜひ一度こちらをチェックしてみてください。

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https://lastcompass.co.jp/news/65172

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