人間関係や意思決定の補助線~プロスペクト理論編~

こんにちは。気づいたら一年が終わろうとしています。
今回のブログで10掲載目になるので、ためになるものにしようとはりきっておりましたが、前回のブログを短編型にしてしまったことで、必然的にテーマが絞られてしまい、苦しんでいるところであります。
人間関係や意思決定の補助線という凝り固まったテーマから、読む人が楽しめるような題材はなにかなと、、考えていましたところ、ありました!
そう「プロスペクト理論」です。
これはどういうものかといいますと、、、、
その前に質問です!
切り込み方が大谷翔平のスイーパー並みですみません。
はたまた佐々木寿人プロのガラクタリーチくらいでしょうか。
はたまた・・・やめておきます。
Q1:あなたの目の前にスイッチがあります。
押すと・・・
A:50%で100万円が貰えるが、50%で0円のスイッチ。
B:100%確実に50万円だけを貰えるスイッチ。
あなたはどちらを選びますか?私は、昔からガラポン抽選会や大会の選手宣誓みたいなものは引き当ててきましたが、こういった50%は引けるとは思えないので、迷わずBを選択します。
Q2:あなたの目の前にスイッチがあります。
押すと・・・
A:50%で100万円の罰金だが、50%で罰金なし0円。
B:50万円を罰金として支払う。
あなたはどちらを選びますか?私は迷わずAを選びます。なぜなら50%を引き当てる自信があるからです。あれ?先程と言っていることが違う?ん。何のことでしょうか。
私の2つ前のブログを読まれた方でしたら、納得しているはずです。
そう「土壇場での力」です。(ここで過去のブログに飛ばす手法は、インスタでいうリールリンクの機能ですね。)→こういったインスタの最新機能を知りたい方はこちら。
ここで伝えたいこととしては、人は自分にメリットがある時より、デメリットがある時に行動を起こしやすくなるということです。
「得するよりも、損を絶対にしたくない。」
こういった心理を利用したマーケティング方法が日常に溢れているのでご紹介します。
- 全額返金キャンペーン
リスクリバーサルといいますが 売り手が買い手のリスクを負っています。使ってみて「ちょっと違うな」と思えば 「損失を回避」できるという安心感をユーザーに与えています。 売り手側からすると返品のリスクがあるので一見メリットがないように感じますが、日本は製品の返品率が低いのでよくこの手法が使われています。
- 常識の破壊(ネガティブ訴求)
損する可能性をアピールしたほうが商品によって反応率は高い場合があります。
私が担当しているインスタグラムでのマーケティングにおいてもお伝えしている内容になりますが、身体に良い添加物を伝えるよりも、「知らないとヤバい添加物。」というキャッチにして惹きつけたり、良いハウスメーカーを紹介することよりも、「後悔したハウスメーカー選び」と敢えてネガティブな面を訴求していくことの方が、良いことがあります。
いつものようにつらつら書いていると、文字数がとんでもないことになっていきますので、最後にタイトルと結び付けて終えさせていただきます。
人間関係や意思決定の補助線ということで、今回は意思決定の方に重きを置いた内容になりましたが、営業などの仕事だけでなく、家族との交流やスポーツなどの趣味においても、この心理を応用した選択が生み出されることがあるかと思います。
「ヒト」と「ヒト」の関わり合いで成り立つ世界である以上、こうした心理をしっかりと学んでいければと思います。
皆さま良い年越しをお過ごしください。
それでは。
鈴木