意識しつづけること
みなさま、こんにちは。
株式会社ラストコンパスの田中です。
2025年も残すところあとわずかとなりました。
みなさまにとって、今年はどのような一年でしたでしょうか。
私自身、この時期になると毎年、自分自身を振り返りたくなります。
日々の業務に追われていると、意外と自分の変化には気づかないものです。
こうして節目に立ち止まり、自分を客観視することは、次の一歩を踏み出すために非常に大切な機会だと感じています。
私は今年、社会人2年目を迎えました。
1年目のころに比べて社会人生活に慣れてきたと実感できる場面が増えました。
しかし、この「慣れ」という言葉は、時にポジティブな意味だけでなく、ネガティブな側面を孕んでいると痛感しています。
確かに、慣れることでルーティーンワークを効率的にこなせるようになり、精神的な余裕も生まれます。
これは成長の証かもしれません。
ルーティーンで仕事ができるようになることは、一見するとよいことにに見えます。
しかし、慣れているがゆえに「このくらいで大丈夫だろう」という慢心が生まれ、思わぬミスを引き起こすリスクが高まります。
また、もっと良くするためにはどうすればいいか?と必死に考えていたことが、いつの間にか「いつも通り」をなぞるだけになり、思考が停止してしまうことです。
私自身、今年の後半を振り返ると、いい加減になっていたり、新しい改善点を考える意識が薄れてしまっていたのではないかと感じます。
こうした反省の中で「良くするための気づき」や「質の高い情報」を素早くキャッチすることは、才能ではなく、一つの『習慣』として身につけるべきものだと思います。
私は現在、営業職として日々テレアポや商談に励んでいます。
営業マンにとって、情報は最大の武器です。
顧客の悩み、市場の動向、競合の動き――それらを知っているかどうかが、提案の成否を分けます。
しかし、面白いことに、同じ時間だけテレアポをし、同じ数の商談をこなしていても、担当者によって持ち帰ってくる情報の「量」と「質」には差が出ます。
私は、その理由は「意識の持ち方」にあると考えています。
人は、自分が強い興味を持っていることに関しては、高い情報収集能力を発揮します。
例えば、漫画が好きな人は、たった一度読んだだけで複雑なストーリーやキャラクターの心情を記憶しています。
そして、その漫画に関連するニュースが流れれば無意識に反応し、自分から進んで情報を深掘りしようとします。
誰に言われるでもなく、自然と「意識のアンテナ」が立っている状態です。
仕事においても、これと同じことが言えるのではないかと思います。
私に足りないのは、この「アンテナを立て続ける習慣」だと思います。
簡単なことではないと感じていますが2025年の反省を糧に、来年は「アンテナを立て続ける習慣」を意識していこうと思います。
最後になりますが、本年も大変お世話になりました。
2026年も宜しくお願い致します。
ラストコンパス 田中