『今、2024年以降への準備を始めてなければ工務店経営は終わります・・・』
いつもありがとうございます。ラスト・コンパスの堀です。
いきなりきついタイトルを記載しました。けど【備えあれば憂いなし】とう言葉があるようにいざという時に備えて、あらかじめ準備をしておけば事が起こっても心配ないという事が非常に大切になってきていると現場に出て感じます。
2023年も残すところ半年となりました。
今年は今まで以上に工務店経営に苦戦している会社が例年と比較しても圧倒的に多いと感じております。
資材高騰、人件費高騰、お客様の買い控え、競合他社の値引き合戦、人材の流出などなどの影響により工務店経営に苦戦している会社が激増しております。
コロナ融資の返済も始まっております。
業績が良ければ良いのですが前年比と比較しても悪化している工務店が激増しております。
仲良くさせて頂いている200億弱の建材屋の経営者も知り合いの帝国データバンクの方も友人の某金融機関の本社融資課長も今年は今まで以上に建築業界に対して与信状況は厳しくなっているとの事。
売上1億未満の木造建築業の80%がD4ランクとの事で木造建築業と運送業と並ぶ要注意の業界なのが現実です。
それにも関わらず危機感がない工務店経営者がたくさんいるのも事実です。
ちなみに業績が良い工務店経営者は非常に危機感を持っていると感じます。
このブログをご覧頂いている方は危機感があるので読んで頂いているかと思うのですが、全く危機感がなく行動に起こせない無策の工務店経営者がいるのも事実です。。。
私が今回ブログで凄くきつい事を記載しているのは、お客様の事、社員の事、業者の事を思って日々真面目に工務店経営を営んでいるにも関わらず安定経営にほど遠いのは勿体ないからです。
経営者の考えが変われば行動が変わり、行動が変われば結果が変わるからです。
例えばお客様のターゲットも今まで紹介受注中心の経営をしていた工務店経営者は新規も獲得していかないと安定経営になりません。
なぜなら紹介のお客様は客質が良くてクレーム率が低いと言われている一方で、紹介ですのでいつお客様がくるかわからないからです。
世代が代われば紹介のお客様も変化していきます。
安定経営をしている工務店経営者は必ず紹介のお客様と新規のお客様の両方を獲得しております。
あと安定経営している工務店経営者は新築とリフォームを展開して新築中心の経営をしております。
リフォームは今エディオングループやニトリなど異業種の会社が成長しております。
リフォームは100万の工事と500万の工事でも打合せ回数が変わらないのと、現場の状況によって変化しますので技術、知識、経験が必要不可欠です。
という事は技術、知識、経験がある方でないとリフォームは難しい。
新築はいかがでしょうか?ハウスメーカーを見ても現場経験ない方々でも何千万の住宅を販売していますよね?その代わりお客様が抱えている不安を解決する術を知ってお伝えするなど技術、知識、経験以外の事は備わっております。
キャッシュフローもリフォームと新築では違いますよね?
契約金額もリフォームの何百万と新築の何千万とは違いますよね?
私はお付き合いをさせて頂いている工務店経営者にお伝えしておりますが、OBのお客様のリフォームは利益関係なくしてあげなければならないですが、リフォームの新規は最低でも粗利は30%以上獲得できなければお断り下さいとお伝えしております。
最近安定経営をしている工務店経営者は新築、リフォームとは違う柱を構築しようと動き出されております。飲食店などではなく建築の技術、知識、経験を活かせる柱です。
弊社の代表の伊藤もブログで記載している中古事業という柱です
「中古事業が新築事業を超える」 | 株式会社LAST COMPASS
今後の業界は2024年は5年間の猶予期間が設けられていた建設業の働き方改革関連法が適用開始になりますし、2025年4月(予定)には4号特例が見直しになって変わるなど来年以降は業界の再編が加速していく事だらけです。
きつい事を述べましたが、哲学者のチャールズ・ダーウィンが残した言葉を活用させて頂くと「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き残るのでもなく、変化する事が
できる物が生き残る」と種の起源で残したように、
『変化をさせる事ができる工務店経営者が生き残る』
経営者の考えが変われば行動が変わり、行動が変われば結果が変わります。
ただやり方が間違っていたら悪い結果に変わります。
赤字経営のやり方も学んだところで良い結果に変わる事がないように
私達は正しいやり方をお伝えして良い結果に変わるお手伝いをしておりますのでぜひ色々と情報を知って下さい。
なぜなら時代に変化させて残る工務店を構築して頂きたいですので