いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。

今回は、「おもてなし」について触れたいと思います。

 

このテーマで投稿するのはキッカケがあります。

 

それは東北のビルダーの会社様に訪問させて頂いたときに、

非常に素晴らしい「おもてなし」を受けたからです。

 

仕事柄、年間100社近くの経営者様とお話させて頂きますが、

その中で1番と言っても過言ではなかったです。

 

 

前提としてお伝えしておきたいのは、私がその会社にお伺いした目的は

弊社からの営業のため、私は一般のお客様ではないという事です。

 

工務店様に訪問する際の対応として、まだ契約するかも分からない相手なので、

「おもてなし」どころか、どんな営業されるのか？と

警戒して無愛想な会社様が多いのもリアルな話です。

 

 

そんな前提の上で、ご覧ください。

 

 

まず会社に入ると、ウェルカムボードが置いてありました。

 

そして、スタッフの皆さんから大きな声で挨拶をして頂きました。

 

打合せ室に案内されると、そこにもウェルカムボード第二弾が置いてあります。

という事は、この部屋で打合せをすることは、社内で事前に共有できていたという事になります。

 

部屋の中にはキッズスペースも完備されており、

小さい子供がいても他の人に気を使うことなく、

打合せに集中する事ができる環境を整えております。

 

 

「さすが、ビルダーは色々とやるな〜！」と思いましたが、

正直これくらいでは動じることはありません。

 

すると、机の上にはおしぼりと会社オリジナルのクッキーが置いてありました。

お菓子はたまに頂きますが、おしぼりはあまりもらわない事が多いですね。

 

 

次に、女性のスタッフのオレンジの液体を持ってきたので、

 

「えっ、健康ドリンク的な？

それとも、東北ならではのオリジナルドリンク？笑

それはちょっとキツいな〜。」

 

と思っていたら、困惑しているのがバレたのか、

 

「ウェルカムドリンクです！静岡県産のオレンジジュースとなっております。」と言われ、

別の好きなドリンクを聞かれたので、コーヒーをオーダー。

 

　 

ウェルカムドリンクは完全に初体験なので、驚きながらとりあえず飲みました。

 

たぶん静岡県産のちょっとこだわった美味しいやつだったと思うのですが、

この時にはちょっとペースを乱されていたので、あまり覚えておりません。笑

 

 

そして商談は終了し、帰る準備をしていると、

「甘いもの食べますか？」と聞かれ、社長様自らが一旦部屋を出ると、

紙袋を持ってきて、その場では食べられなかったお菓子を入れて渡してくれました。

 

実際の打合せや商談中の場面では食べにくい事も考慮し、

これもすべて事前に準備されていた事になります。

 

 

そして、またスタッフの皆様から大きい声で挨拶して頂き、

私の姿が見えなくなるまで、社長と副社長は見送って頂きました。

 

 

いや～、非常に気持ち良かったですね〜

まさに、「おもてなし100点！」という感じでした！

 

 

しかも、前提としてお伝えしていた通り、

先方としては営業を受ける立場にも関わらず、そこまでするのはさすがですね。

 

やはりこのようなホスピタリティが社内に浸透しているので、

実際のお客様に対する対応も、当然 素晴らしいことが容易に想像できます。

 

 

それは、

ビルダーだから凄いのか？

凄いからビルダーになったのか？

 

卵が先か、鶏が先か。の話になってしまいますが、少なからず後者の要素もあると思います。

 

 

この住宅業界は建設業ではありますが、徐々にサービス業のような要素も重要になってきていると思います。

 

家づくりという一生に一度の高額な買い物をするのですから、最後は「人」であり、「会社」を見られます。

だからこそ、サービスや「おもてなし」にこだわり過ぎて悪いわけがありません。

 

実際に、私がこのようにブログのネタにしているくらいですから、

そういうところに価値を感じる人もいると思いますし、同じ値段であればサービスの良い会社を選ぶと思います。

  

私たちは建設・不動産業界のコンサルタントである以上、良い情報をキャッチするだけでなく、

加盟店様に共有し、できるところから改善してもらえるようにしなければなりません。

 

 

住宅営業に銀メダルや銅メダルといった惜しい。という考えはありません。

1社しか選ばれないからこそ、一戦必勝で契約できるように、

様々な面からご検討頂ければと思います。

 

 

釜鳴 伸二（かまなるしんじ）