こんにちは。
今回は前回の続きです。
前回の記事をご覧いただいていない方は、
是非合わせてご覧ください。
https://lastcompass.co.jp/news/11506
さて、前回は本を読む習慣の大切さと、
実行しようと決めたことをやり切るための
3つのポイントの1つをお伝えしました。
今回は残りの2つに関して述べさせていただきます。
と、その前に少しだけ寄り道を。
色々なシーンで読書の重要性を説いていると、
よくこんな質問を受けます。
「本を読む習慣をつけたいんだけど、
どんな本を読んだらいいですか?
後藤さんのお勧めの本を教えてください。」
この質問を受けるたびに困惑してしまいます。
何故かというと、この質問に出てくる「読むべき本」と「お勧めの本」、
この2つの答えは異なるからです。
本当は勧めたい本がある、でも勧めるべき本ではない。
ということで、2つに分けた上での私なりの意見です。
★読むべき本
1. ベストセラー
・売れている本には売れている理由がある。ハズレがない。
2. 興味のある分野の本
・必要性に駆られない限りは、興味のない本は読む必要ない。
1.2の条件を満たす本であれば、
小説、実用書、自己啓発など何でもよいと思います。
重要なことは文章を読む習慣を作ることです。
★後藤がお勧めの本(内心お勧めしたいけど実際には勧めない本)
1.水滸伝 全19巻(北方謙三)
2.楊令伝 全15巻(北方謙三)
3.岳飛伝 全17巻(北方謙三)
...
お勧めできない理由が伝わりましたでしょうか。
かなりマニアックです。
ただし、確実にハマります。
読んでみようかなと思われる方は是非挑戦してみてください。
ただし、このシリーズは番外編も含めると、全58巻におよび、
1冊あたり約400ページ、つまりは約23200ページ。
さらに登場人物の数は500人以上ということを承知の上、
覚悟を持って臨んでください。
もし、「全部読んだよ」という人がいたら教えてください。
初めて会う人でも一瞬で親友になれる気がします笑
さて、本題に入ります。
実行しようと決めたことができない、続かない場合に効果的な方法です。
前回お伝えしました「日常化」に加え、
2つ目は「トリガー(引鉄)を設定する」ことです。
トリガーとは、「〇〇をするときには☐☐もする」というように、
ある条件を満たす際に別の事象や行動を関連させることを言います。
例えば、
・電車に乗っている(=トリガー)間は本を読む
・晴れの日(=トリガー)は駅まで歩く
雨の日は(=トリガー)は家で筋トレをする
私の場合は、
・風呂を温めなおしている(=トリガー)間に筋トレとストレッチを行う
・湯船に浸かっている(=トリガー)ときは本を読む
など、決められたトリガーがあります。
このようにトリガーを設定することで、
「気が付いたらやらなくなっていた」
というような病をなくすことに繋がります。
そして3つ目です。
ありきたりではありますが、「目標」を決めることです。
人は目標がないと成果にはこだわらなくなり、
目標があると無意識にでも達成しようと思うものです。
ただし、実現が難しく遠い目標を設定する人が多く、
これでは目標に現実味がなく、
途中で諦めてしまうケースが多くなります。
「読書を習慣化して知識や文章力を身に着ける」
「10年前の体型になるまで痩せる」
などはその典型です。
そこで、最終目標だけでなく、
「身近な数値的目標」を設定することをお勧めします。
読書であれば、
・1日30分は本を読む
・毎月2冊の本を読む
ダイエットであれば、
・月に15日以上は駅まで歩く
・1日平均8000歩以上歩く
のようになります。
身近な目標を立て、その目標を達成し続ける癖(=勝ち癖)を
つけていくことが重要です。
是非参考にしてください。
また、これらの考え方は、
ビジネスに置き換えても当てはまります。
最終目標を達成するために必要な数値的目標(=KPI)
を設定し、KPIを達成するために具体的行動に落としていく。
このKPIマネジメントという考え方が社内に浸透していると、
「先月の会議で実行しようと決まっていたことが、
1カ月後に何も実行されていない」
なんてことも防げることでしょう。
どんなに良い情報を入手しても、
どんなに素晴らしい施策を立案したとしても、
それらが実行されないことには成果に繋がりません。
もし、思うように業績が伸びないと悩まれる経営者様や
思うように成果が出ないと悩まれる方は、
実行する習慣が社内や自身に浸透しているかどうか、
一度見直してみるのも良いかもしれません。