時代の難民
あなたはこんな経験ありますか?
飲みに行った帰りに酔った状態で電車に乗ったら、
気付けば終点の駅で、終電もない経験を・・
その貴重な経験を1週間に2回した大久保です。
気付けば、地下鉄御堂筋線の終点「なかもず」という駅なのですが、
縁もゆかりもない土地に1週間で2回も行けば、愛着も沸くものですね。笑
この先寝過ごして「なかもず」に行ったとしてもおそらく動じないでしょう。
はい。
「何かが出来る」
その達成や学習パターンは、
2つのパターンに大別される。
と、昔に習ったことがあります。
その2つとは、「シングルループ」と「ダブルループ」というらしく
「シングルループ学習」
とは、既に存在する価値観であったり枠組みを規範とし、
学習していくパターン。
つまり守破離でいうところの「守」で、考え方が「規範」というシングルなのが特徴です。
「暗記」→「実行」 「暗記」→「実行」 「暗記」→「実行」…
ですが、これでは頭の引き出しに答えが入っていない問題に対しては答えられないようになってしまいます。
一方「ダブルループ学習」
とは、既に存在する価値観であったり枠組みを疑い、捨て去る学習方式です。
考え方が「規範」と「哲学」のダブルになっていることが特徴です。
凄い尊敬する人や、影響力がある人の言葉、
または自分の成功体験や友人の成功体験。
そのような様々な経験を経て、自分の羅針盤が形成されていくと思いますが、
今後、時代の変化のスピードに対応していくためには、
少なくともダブル以上の考え方が必須となってくると思います。
「暗記」→「実行」→「計測」→「仮説」→「実行」→「計測」→「仮説」…
と、中間地点に振り返りを行い、仮説を入れて実行し、学習していくパターンですが、
「このやり方が正しい」
と思った時点でダブルループ学習には移行しないというのが
私の考え方です。
昔からなんとなくある「ルール」
DMを作成する際にフォントは3つ以上使ってはいけないとか、
ターゲティングのサブキャッチは数値を入れるとか・・
これも「規範」
しかし「規範」は「均質化」の入口で、
「均質化」されたものは受け入れられなくなることが、自明の理であるかと思います。
「100%の解答がない」ことを自覚しないと仮説やアイデアは生まれません。
集客でも、営業でも、制度でも、組織でも、
数字を計測し、仮説を立て実行することが出来なければ変化はなく、
そのためには、
非常に捨てがたいですが、
過去の成功体験も捨て去り、
時代の難民になることを否定して
次のステージの景色を見に行きましょう。