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住宅業界に相次ぐM&A

こんにちは。

 

永野です。

 

ここ最近急増しているように感じるM&A。

 

大手と大手のM&Aや大手と中小・中小と中小など

組み合わせは様々ありますが、中身を見ていくと

M&Aをする理由はよく似ているものですね。

 

 

“M&Aをする側の意図”

 

これはずばり2つです。

 

市場開拓とノウハウです。

 

全国的に、住宅着工戸数が減少して来ておりますが、それもそのはずで

少子高齢化による若年層人口の減少が大きな要因になって来ております。

 

そんな住宅業界で生き残っていく上では勝ち残るための市場開拓と

勝ち残るためのノウハウの獲得に過ぎません。

 

例えば、富裕層をターゲットとしている会社が富裕層でない顧客を囲い込もうとすると

ローコスト商品だけではなく、ローコストに仕上げる施工能力と

ローコストに仕上げる仕入れルートの獲得までもが必要になる為、

自社で完結させる事が極めて困難な為、そこの分野を得意とする企業を

買い取ってしまうと言うようなイメージです。

 

 

M&Aされる側の意図

 

これも2つの理由から考えられます。

 

事業承継と負債額の負担です。

 

これらの企業の社長の悩みはすごく明確で

「今後会社をどうしていこう・・・」です。

 

会社だけでなくそこで働く従業員やその家族を守っていかなければ行けない。

事業承継するにも誰に任せば良いかわからない。

従業員を抱えているので会社を畳むわけにもいかない。

今はまだ大丈夫だけどこのまま行けば負債額が膨らんでいく一方だ。

 

と言うような悩みを私もよく聞きます。

そこで買い取ってくれる会社の傘下に入るという流れに行き着くわけです。

 

 

工務店はこのままでは生き残っては行けないのか?

 

いやいや、そんな事はありません。

打開策は2つ。

新商品投入と社内整備です。

 

 

製品ライフサイクル理論と言う言葉がある様に

住宅業界でも新商品の投下は必要不可欠です。

いつまでもずーっと昔からの家づくりしかやらない会社のほとんどは

今やもう細かなリフォームを請け負う会社に代わっていきております。

 

 

「最近、新築が減って来たな」と感じられる方は警戒レベル1です。

 

 

 

それと同時並行で行う事として社内整備です。

今は社長が前線で動けているから大丈夫。

今は人数が少ないから大丈夫。

今は仕事に困っていないから大丈夫。

 

その大丈夫警戒レベル2です。

 

確かに直近3年程は大丈夫だと思いますが、そのまま進み続けてしまうと

気づいた時にはもう手遅れです。

 

大丈夫な時に手を打つ行為が対策です。

 

中小企業の最も強い戦略がスピード良く方向転換できるところなので

困っていない今のタイミングで何か新しい策を考えるのも

良いかもしれませんね。

 

警戒レベル3にならないように手を打っておきましょう!!

 

それでは!

 

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