大人も自由研究
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
ラストコンパスの秋岡です。
お盆休みも終わり、今日から平常運転という会社がほとんどだと思います。
私はこのお盆休みは、とにかく子どもと過ごした日々でした。
新型コロナウイルスの影響もあり、あまり遠出はできず、外も猛暑で公園で遊ぶこともできず、室内で遊ぶことが多いお盆休みでした。
そんな中、朝の子ども向け番組で自由研究を題材にしたものがありました。
「自由研究なんてまともにやったことなかったな~。」と思いながら見ていたのですが、その内容がなかなか良く、「これは素晴らしい!良く見ておきなさい!」と、一種の興奮状態になるほどでした。
内容はいたってシンプルなのですが、日ごろある疑問に対して検証していくというものです。
例えば、
・凍らせた飲み物(特に甘いスポーツドリングなど)が最初の溶け始めと最後の方では味の濃いさが違うのはなぜか?
・お風呂の水を抜いた時、抜きはじめと最後の方とでは、水がなくなる速度は違うのではないか?
といった内容でした。
確かに言われれば理由や答えを知らないな~といった内容で、一緒に見ている大人もなかなか参考になるのですが、その番組の構成内容が素晴らしかったのです。
どんな構成かというと、「お風呂の水」の実例を交えて紹介します。
- お風呂の水を流した時、最初と最後では流れ方が違う気がする。(問題提起)
- 水は重量によって流れる速さが違う。(仮説構築)
- 定規を使って、一定の時間で水位がどれだけ下がったかを記録していく。(検証)
- 水位をグラフにした結果、水は一定の速さで流れていることが判明した。(結果)
- お風呂の形状に段差がある部分があったが、その時点でも大きな変化はなかった。形が違った場合に速度に変化があるのか、改めて検証する。(再度仮説構築)
といった構成です。
この思考プロセスはまさに仕事と一緒じゃないか!と思い、私は興奮していたのです。
私たちラストコンパスでは、採用の基準を厳しく設けています。
面接時の印象値だけでなく、一般テストも高く評価をしています。
それはなぜか?
受験戦争という戦いから逃げてこなかったという点もさることながら、ある程度勉強ができる人材は、こういった論理的な思考をすることができるからでもあります。
今回の自由研究の構成は、ビジネスシーンでいうところのPDCAに当たるものです。
情報が目まぐるしく変化する昨今で、変化に強いこと自体一つの能力となりますし、役職が上がれば更に求められる部分かと思います。
そして、安易に答えにたどり着くことに慣れてしまい、今回の自由研究のように自分で答えを導き出すという行為自体が減っているように感じます。
子ども番組から大人が学ぶことも多く、非常に勉強になる内容でしたのでご紹介させて頂きました。
非常に暑い日が続きますが、現場にいかれる方など、熱中症に気を付けてお体ご自愛下さいませ。
それでは。