成長=戦略×実行
成長=戦略×実行
代表の伊藤です。
先日当社のパートナーであるALLAGI(株)の
経営計画発表会に参加してきました。
今回3度目で、初めて参加した3年前の年間目標売上が28億でした。
その前の期の着地が21億だったので作対133%目標です。
数億の会社の133%ではありません。
数十億という会社の133%なので、達成難易度は一気に高くなります。当時私は、
「目標が高い」
と感じていました。
しかし、ALLAGI(株)は毎年立てた目標を
必ず達成する会社だったので、
「この会社なら28億も達成してしまうのかもしれない・・・」
と考えていました。
1年が経ち、結果は28.2億の着地。
様々なことを乗り越えて結果を出されました。
ALLAGI(株)が伸びている理由は様々ですが、
「人材開発に力を入れている」
というのが結論になります。
そんなALLAGI(株)の谷上社長が重視している考え方が
「成長=戦略×実行」
というものでした。
私はこの考え方が大好きで、
非常に共感を得ましたのでブログでシェアしたいと思います。
成長=戦略×実行とはどんな考え方か?
例えば、諸葛孔明のような名参謀が社内にいたとして
目も覚めるようなあり得ない「戦略」を考案してくれたとします。
しかし、その戦略に対し実行レベルが低ければ
結果は出ません。戦略10に対して、実行2であれば
成果は20ということですね
(戦略10×実行2=成長20)
一方で、戦略が少し弱い。誰もが考えつくような戦法かもしれない。
しかし、高いレベルで実行された。全員がくまなく、やらないといけないことを
キチンと実行したとしましょう。そうなると、戦略5に対して実行9であれば
成果は45ということになります。
(戦略5×実行9=成長45)
つまり倍以上の結果がついてくる。
ここで重要なのは、現実の経営の実態には
「満点の戦略なんてありえない」
ということです。
例えばコロナ。
私たちは緊急事態宣言を受け、
様々なことに制限をかけられました。
顧客がどのように動くのか、全く予想がつきませんでした。
業界を問わず、
「戦略の答え」
「戦略の妥当性」
なんて誰にも分からなかったのです。
ネットでちょこっと調べ、
同業者に3社くらい電話して考えた戦略の妥当性が5だとすれば、
時間をかけて突き詰めた戦略の妥当性は6くらいなもんです。
いや、6になるかどうかすら怪しいです。
答えのわからない戦略にグダグダ時間をかけても仕方ありません。
重要なのは「実行」です。
「実行」には答えがあります。
「いつまでに、誰が、どうする」
を決めて、それぞれの持分で、
キチンとそれをこなすこと。
そちらの方がよほど重要、ということを
成長=戦略×実行
というような言葉を使って経営計画発表会にて表現されていました。
ALLAGI(株)はこの実行力を重んじる会社で、
実行力を身につけた従業員が非常に多く、また会社の評価軸も
この「決めたことをやり切る(実行力)」にあります。
才能が豊かだとか
人脈があるだとか
性格がいいだとか
頭がいいだとか
が評価軸ではありません。
「実行力がある人材であれば成果はついてくる」
実行力がある人材が「溢れた会社」であれば必ず会社は良くなる
というものです。
よく考えれば、そりゃそうなりますね。
「戦略」は悪ければ、すぐ変えればいい。
やってみて成果が出なかったらまた戻って
戦略を考え直せばいい。
でも、実行力がないと、
考えた戦略が合っているのか間違っているのか、わからない。
分からないから戦略を考え直せばいいか、続ければいいか、
の判断ができない。
「戦略の妥当性の検証はそもそも実行ありき」
なんですね。
いやー、素晴らしい考えですね。
当社の方針にも即加えようと思います。
ちなみに、、
28億達成から3年後の今はというと・・・
ALLAGI(株)の
前期着地は64.5億、
今期目標は73.9億でした。
今回、作対114%の成長目標を見た時、
「目標下げたのかな?」
と一瞬思いましたが、
利益目標が作対200%でした笑
成長の根元は「実行力のある人材を育てるという経営層の意志」。
一事が万事その考え方で人材育成するということ。
相変わらず、
爆進、猛進されております。