おもてなしの心
こんにちは。
蹴ること以外すべて左利きの永野です。
先日、左利き歴50年の工務店社長とお話をさせて頂いた時に
左利きは生きているだけでストレスが多いという話になりました。
例えば、ハサミ。
右利き用のハサミを使用し紙を切ろうと思うもんなら綺麗に切れずに
紙がグチャってなる。
例えば、ボールペン。
今まで順調に出ていたインクが突然かすれる。と思ったら突然インクがドバッと出る。
例えば、改札
ICカードで改札を通ろうとすると左手でカードを握っている為
手をクロスさせないと通れない。
例えば、レードル
ファミリーレストランに行って食べ放題のスープを注ぎに行くと
先端がとがっている方が逆の為スープが上手く注げない。
←これ!
極めつけは、コース料理のフォークやナイフが全て逆!!!(笑)
通常、このような並び順で配置されている訳ですが、やっぱり高級レストランになると
そのストレスがなくなります。
お客様が左利きとわかった途端一度すべて引き、逆にして出しなおしてくれます。
右利きの方には伝わりにくいですが、この些細なおもてなし一つで
どれ程好感度が上がるか。
私の場合はまた来よう!ってなりました。
だらだらと何を伝えたいかと申しますと、サービス(おもてなし)は“一つの差別化になる”
という事です。
差別化という言葉を聞くと商品をイメージされるかと思いますが、それ以外にも
売り方の差別化やサービスでの差別化もあります。
お客様が住宅会社を選ぶ条件として
ストレスがなく、楽しく、信頼できる会社
に頼むことが一般的です。
その要素になり得るサービスの一環としては、
- 飲み物のメニューリストを作成しておく。
- 1回目に来た時にコーヒーを頼まれたのであればミルクとシロップの数を覚えておく。
- 服装や身に着けている色味を覚えておく。
- 甘いものが好きかどうかを把握する。
- 車の車種を把握し、プレゼン時にイメージさせる。
- BGMの選曲をお客様が好きな曲にしておく。
- 喫煙者の場合喫煙タイムを設ける。
など、色んなことからお客様に気に入ってもらえる空間づくりはできます。
家づくりに共感してもらうことはもちろんですが、会社を好きになってもらうことや
スタッフが気に入られることなども、重要な決め手になります。
全てにおいて、お客様に納得してもらえたら、多少の金額やクレームなどに対する
要望はほとんど出なくなります。
冒頭に登場しました左利き歴50年の社長も家づくりを進化させていくことはもちろん
おもてなしの心も社内に浸透させようと努力しているようです。
良い住宅会社を目指す一手段として何か欠けていたらもう一度見直してみては
いかがでしょうか?
追伸
左利き用のボールペン、売ってますのでよかったら探してみてください。(笑)