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自身への勝利と他人への勝利

自身への勝利と他人への勝利

 

代表の伊藤です。

 

「自分自身に勝つことが重要であって、

他人と比較してはならない!」

 

みたいな言葉をよく聞きます。

皆さんは上記の言葉をどう思われますか?

 

個人の見解ですが、

私自身は全くもって毛ほどもこの言葉に共感できません笑

 

世間では、

競合があり、競争があります。

ヨーイドン、すれば人と競うし、

世の中では勝った人間は負けた人間より崇められるし、

勝った暁に与えられるモノや、地位も、負けた人間より勝った人間の方が

より「多く得られる」のが現実です。

 

その点から考えても

◯に認められたい

◯より稼ぎたい

◯より優秀でいたい

といった、常に「相対的に」競争の意識が働いていることは

至極真っ当だと思うのです。

 

こういうとコンサルの先生方が決まって

「マズローの5大欲求」を引き合いに、

さも自己実現以外の欲求は低次であるかのように論じられることが多いですが

私は真っ向からあの5大欲求の三角形が大嫌いでして、

あれを使ってどうこう言っている人をまずは

「怪しい」と疑っています笑

 

だいたいが、マズローの5大欲求は低次から高次に

「順番に上がっていく」

ことも同時に論じらているものですから

安心した生活(豊かな生活)もままならないのに、

自己実現もクソもない、

というのが実態でしょう。

 

以前勤めていた会社の前社長が、

 

「従業員が2人以上いたら競争させたほうがいい」

※競争戦略は2名から始まる

 

と言っていました。

100億の売上を1000億にした経営者の

言葉ですから重みと説得力がありました。

 

負けず嫌い

 

という言葉には、日本語独特の

悪い意味合いが入り混じっています。

しかし、多くの成功者において

根本的な性格は「負けず嫌い」です。

むしろ負けず嫌いな性格が功を奏して

実績を上げている、と言って過言でないのです。

 

であれば、事実に則さない

「自己実現に向かったよく分からないマネジメント」ではなく、

競争心を健全に煽り、自身への勝利だけでなく、

他人への勝利を意識させることは、

実績を伸ばす上で最も重要な戦略の一つと言えます。

 

ところで皆さんは、営業や現場監督、

設計やICにおいてしっかりと競争心を煽っていますか?

 

例えば、設計部において、プラン提案からの契約率に順位付けをして

公表しているか?という質問です。

 

もし、社内で勝つ習慣を身につけてもいないのに、

他社と比べて、設計力をつけて競合に打ち勝とうと思っていても、

そうれは難しいでしょう。

 

変化や競争は習慣です。

習慣にしてもいないのに

いきなり戦わせるのは無理です。

 

もし、成長企業を目指しているのであれば

優秀な人材の根本的な心理を理解し、

健全な競争文化を戦略的に構築するべきです。

 

私たちも健全な競争を企業文化の一つにし、

そういった心理をしっかりと理解できる会社に

なっていきたいと思います。

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