砂山からの景色は語るな
「砂山からの景色は語るな」
代表の伊藤です。
当社も少しづつ人材を増やしており、
ようやっと12名を超えました。
当社の新人には、
優秀大学出身の変な人達がいたり
柔道インターハイ出場のデッカイ元警察官、がいたりで
毎日が楽しい限りです。
そんな新しいメンバーが入ってきた時期に
先輩方が注意しなければならないのが表題の
「砂山からの景色は語るな」です。
少し視点を変えて解釈します。皆さん
「坂の上の雲」(司馬遼太郎)
のタイトルの意味をご存知ですが?
秋山好古・真之・正岡子規の三人が
明治日本特有の中で、
「上一点のみを見て」
(山を登る時、坂越しに空にある雲を見つめて登るように)
進んでいく、という話であったと
思います。(かなりうる覚え)
なんかいいですね。
自分がどんな立場になっても下を見ることなく
上のみを見続ける姿って。。
この「坂の上の雲」と全く真逆の意味合いになるのが
「砂山からの景色」
です笑
砂山は高いか低いかで言えば、
「日本の山の中で最も小さい」ですね!
崩れるか崩れないかで言っても、
「日本の山の中で最も崩れやすい」ですね!
その砂山に登ったくらいで、
「そこから見える景色を語る」人がいます。
例えば、20人やそこらの営業会社で、
上位に食い込んだくらいで、営業の自慢をしたり、
「前職では◯◯」とまるで口癖のように1年くらい言い続けたり、
おれが成長した理由は…と会社からまだ投資回収段階の人材が宣(のたま)ったり、です笑
思考回路も、
「先輩に勝ちたい!」
など上を見るのではなく
「この人よりはおれの方が優れている」
と比肩先を下に持っていくのです。
(上に勝つ心意気ゼロ)
一方で「新人にも注意が必要」です。
入社から数ヶ月間、彼らが陥りやすいのは
「同期と比べたがり病」
です。比肩先が1年でも経験が上の先輩になると、
「一年違うから…」真っ当な言い訳のように逃げ出します。
また、優秀な人材を見つけると大概こんな質問をします。
「◯さんて何年目ですか…?」
だから何?の一言ですが、
これも彼らなりに意図があります。
自分と同期ならヤバい…、
逆に自分より先輩なら「仕方ない…」、
つまり自分が先輩の、
「そ・の・年・ま・で・に」
追いつかねば!
と考えるのです。
うーん。。。
事なかれ主義もいいとこでしょ。
1年先輩が何ですか。
1ヶ月で追い越しましょうよ。
その意識の「山の高さ」がすでに
砂山なんですよね。
魑魅魍魎の先輩だらけの中で、
一番年下の人間が全員なぎ倒していく。。
そっちに憧れないんですかね。
こういうと年下の人間が、
先輩をグングン追い抜いて出世するということが
さも珍しいことのように思えるかもしれませんが、
世間では全く珍しいことでもなく、
どの会社でもリーダー職を得ている管理者のほとんどが
そういった経験をしているはずです。
砂山は無視。
すぐに下を見ない。
自分より遅い人と自分を比較しない。
同期や年下に勝つのは当たり前。
年上の先輩に勝つのも当たり前。
「坂の上の雲」のように
比肩先を上に持っていくことが大事ということですね。
新入社員が入る時期なので今回のテーマに触れました。
ちなみに、コンパスでは
上記のようなことについて私から説教受けることを
「(社長の)地雷踏んだ」
と言っているようです(笑)