住宅ローン減税延長

みなさんこんにちは。永野です。
建築業界ではコロナ禍以降右肩下がりな状況が続いておりますが
久しぶりに良い情報が入って参りました。
それは住宅ローン減税の延長ですね。
元々は今年(R6年12月31日)をもって住宅ローン減税は終わる予定でしたが
R7年12月31日まで延長する予定との事です。
この類の話はこれまでも幾度となく議題には上がってきましたが、
中でも今回期待したい事としては【中古住宅の減税拡充】についてです。
昨今、全国的な建築資材や土地価格の高騰により
住宅ローンを組めないお客様が後を絶たない状況の中で
新築住宅よりも中古住宅の需要が高まってきております。
中古住宅と言えど幅は広く、築浅物件から築古物件まであります。
対象物件になるのは新耐震基準よりも後に建築された物件になりますので
ざっと築40年弱までの物件となります。
築40年となると、様々なデメリットがあります。
例えば、
- 間取りが使いにくい
- ボロボロ
- 家が傾いている
などなどです。
逆にメリットになることとして
- 家が広い
- 立地条件が良い所も視野にいれれる
- 安い
です。
築浅物件であれば建売住宅と比較してもなんら大きく変わることはありませんが
あえて築30年~40年前後の建物を狙う事で上記のようなメリットを得られる事になります。
ただし、問題はデメリットをどう受け入れるか。という点。
最近になり不動産会社を中心に買取再販という言葉を耳にしますが、
不動産屋さんが行う買取再販は水回りの交換と内装を少し綺麗にする程度が多いので
使いにくさが残ってしまいますし、間取り変更まで行おうとすると
自社施工が出来ないので相場よりも高くなってしまいます。
中古住宅と言えど、子育て世代をターゲットにすることは変わらないので
建物に魅力が無いと売れ残ってしまいます。
では、どうするのか。
答えは至ってシンプルです。
工務店様が買取再販を行えばよいのです。
施工能力がある工務店様であれば、自社施工で行えるので不動産会社よりも
魅力的な物件を安く提供することが出来るようになる為、相場よりも売りやすい。
更に、新築で困っている集客を行わなくて良い。
新築よりも手間がかからずに利益/棟も400~500万円も現実的に不可能ではない。
という事になります。
但し、全ての工務店様がビジネスではありません。
- 宅建業を取得している
- 短期借入ができる
- 買取再販のノウハウを持っている
ことが条件となります。
特に③をもっていないと売り物にならない中古住宅を購入してしまったり、
リフォームをしすぎてしまったり、販売が出来なかったりとリスクしか残らない事になります。
市場を見ても新築と比べると盛り上がっている市場で、
国も後押しをしている中古住宅市場開拓を行っていくのも
今後の成長戦略の柱となりうるのではないでしょうか?
弊社では、これまで新築受注のコンサルティングを主に行ってきておりましたが
約3年前から中古住宅のニーズが高まることを予測し、ブルーオーシャンの今だからこそ
手を打っており、すでに参画された企業様からもうれしい報告を多数貰っております。
少しでも興味のある企業様がいらっしゃれば下記をご確認下さい。
ReNOMA
今後の建築業界でも生き残る会社経営を目指しましょう!
以上です。