【ベンチャーの作法】「結果がすべて」の世界で速さと成果を両取りする仕事術

いつもありがとうございます。
釜鳴(かまなる)です。
本日は、ベストセラーになっている「ベンチャーの作法」という本を読みましたので、
内容と感想などを書きたいと思います。
弊社は創業9年目となりましたが、まだまだベンチャー企業という認識が強いですが、
この本にはベンチャーの定義として、会社の規模や創業年数ではない。
熱い想いを持っている経営者や社員がいて、ひたむきに成長を目指している企業をいう。
との事でしたので、多くの企業が該当するのではないかと思います。
サブタイトルに、
「結果がすべて」の世界で速さと成果を両取りする仕事術
とあるのですが、結果を出すために必要な「5つの作法」がコチラです。
第1章「目標設定」の作法
第2章「任務遂行」の作法
第3章「指示対応」の作法
第4章「連帯形成」の作法
第5章「職務越境」の作法
とくに気になった部分をまとめさせて頂きました。
はじめに
・ベンチャー企業で求められることはたったひとつ「結果を出すこと」
PDCAではなくDDDDDDDCAのようなDoが大事。
Planの部分でリスクばかり考えて、綿密に計画を立てていてはスピード感に欠けベンチャーとしては失格。
第1章 結果がすべてをつれてくる――「目標設定」の作法
・結果より先に裁量を求めるな
裁量を持ちたければ言われた仕事をしっかりとこなして、結果を出して信頼を得る必要がある
・頭脳になるな手足となれ
ベンチャーは指導役なんて求めていない。
・結果のことだけ考えていればいい
モチベーションが上がらないことに悩む必要はない。
結果を出せば勝手にモチベーションなんてあがる。無心で結果を求めてみろ。
第2章 評論家は今すぐ退場せよ――「任務遂行」の作法
・セカンドペンギンが群れを導く
代表がファーストペンギンとして先陣を切り、それに追随するセカンドペンギンが大事。
任務遂行においては「自分でやる」「すぐにやる」「たくさんやる」
・評論家になってはいけない
コメントだけでは、「そう思うならあなたがやってよ」と思うのが経営者の本音。
「前の会社ではこうだった」ではなく、今の環境で結果を出せる再現性がある人が仕事のできる人。
・スピード感のないベンチャーは死ぬ
スピードのみが唯一大手に対抗できる手段。
圧倒的な速さと量で既存の価値の改善改良を繰り返す
・自分に厳しくできるか
結果を出す人は自分に厳しくなれる人
量をこなさないと質は上がらない
・納得感なんて求めてはいけない
報酬をもらっている以上、相手の望む結果を出す必要がある
経営者にはあなたを納得させる義務はない
素直さがない人に仕事を振る理由はない
第3章 誰の期待に応えるべきか――「指示対応」の作法
・顧客より経営者を見ろ
ベンチャーでは経営者が1番。組織は結局ピラミッド構造
上司の期待に応えることだけ目標にすればいい。
・朝令暮改を受け入れよう
正解なのか?ではなく正解にする。
経営者の判断を信じて全力で取り組み、その選択を正解にしていく
・期待に応えると超えるの違い
若いうちは無茶をできるだけ引き受けた方がいい。
締め日の数日前には8割ほど完成させておく。
経営者の指示には何がなんでも喰らいつく
第4章 他者への期待を捨て去る――「連帯形成」の作法
・人を動かせる人が本当に優秀な人
言ったことをやってもらえると思っていてはいけない
・上を動かすという最強のマネジメント
自分の仕事に全力を尽くして他者を助けて他者からの助けも受け入れる。
頑張っているあなたを応援したいと思われるように頑張る。
・自分勝手な人になってはいけない
チームで仕事をする以上、自分に一切責任がないということはない。
第5章 落ちたボールを拾いにいけ――「職務越境」の作法
・関係のない仕事は組織に存在しない
部署と部署、人と人の間に仕事というボールが落ちている。これを拾いに行くことが大事。
ベンチャーでは1人3役、4役が当たり前
・採用するのもあなたの仕事
人が足りないから自分で連れてくる。
・社長のボールも奪いにいけ
仕事を奪った先に権限がついてくる。
レベルの高い仕事に手を出して納得してもらえたら正式に権限も付与してもらえる。
終章
・何人辞めたではなく、誰が辞めたが重要
どのベンチャーも離職率は20%~30%が普通。
結果を出している人や組織のNo.2が辞めてなければなにも問題ない
・120%成長を喜んではいけない
ベンチャーは毎年1.5倍成長するくらいの基準をクリアしなければいけない
いかがでしょうか?
置かれている環境や立場によって感じる内容は違うかもしれませんが、
非常に共感できる部分も多い一冊でした。
今後の参考にしていただけますと幸いです。
ベンチャーの作法 ー「結果がすべて」の世界で速さと成果を両取りする仕事術 | 高野 秀敏 |本 | 通販 | Amazon
釜鳴 伸二