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偽物の挑戦者

 



こんにちは。




先日2泊3日の社員旅行で
沖縄に行かせていただきました。




旅行1日目に「ジャングリア」という最近
オープンした沖縄のテーマパークを訪れたのですが、




ジャングリアは、
かの有名なマーケッター・実業家で、USJの経営をV字回復させた
森岡毅さんでお馴染み、「株式会社刀」の
プロデュースであることをご存知でしたでしょうか?





その期待もあってか、
通常は入場者が多くアトラクションの多くが
3時間待ちの長蛇の列といったことが普通らしいのですが、





私たちが行ったときは
木曜日ということもあってか、割と閑古鳥に近い状態でした。
ということで幸いにも待ち時間がほとんどいらなかったのは
個人的には嬉しい限りです。




ジャングリアの所感としては、
プロモーションは上手、アトラクション設計が下手




こんなイメージではなかったでしょうか?




やはり有名な企業のプロデュースでさえ、
閑古鳥に近い状態なので
テーマパーク経営は難易度が高いのだろうと今回感じたわけですが、




如何にプロモーションやマーケが上手く
新規集客が出来ても、
商品設計が甘いと中期的に売上は減退してしまう典型例になりそうな
予感がしています。




さて、では本題に入ります。
(今回は結構辛辣な感じの文章になってますのでご注意ください。)





「やったことないからやってみる。」
この非常に響きの良い言葉を最近よく耳にします。





確かに重要な考え方だと思いますし、
チャレンジ精神というのはどのような人間でも必ず必要です。





ですがこの言葉、個人的には
実はあまり好きではありません。





なぜかと言うと多くの場合、
その言葉を言う人に限って時間が一番掛かる作業のようなことを
何もしないケースが多いからです。




例えば
「こういうのやろうと思う!じゃあ誰がやる?」
のように、
初手から”自分”という選択肢が消えているケース





とか、





「この広告、当たりそうだから作って」
「このサービス良さそうだから考えてみて」
やったことないからやろう!






など。




この言葉は
決してチャレンジではありません。




むしろ
見せかけのチャレンジ精神を装った”思考放棄”です。




確かにその時点では
成功する根拠はないけど、
失敗する根拠もない。




”やったことないから”という理由を盾に
そのチャレンジが報われるような
ビジョンや根拠が「適当」でも良いと考えているわけです。




つまり
「やったことないから(失敗してもOK)
 やってみよう!(作業は誰かにしてもらおう)」

です。




例えばもしこれが、






発案者自身が合計50時間の作業を全て自分でやる。
もしくは50万の金を捨てる必要があるのであれば




”なんとなく行けそう”みたいな
適当な根拠で発案出来るわけがないはずです。




偽善者のように
安いアイデアを出すのではなく




経験と分析と仮説をもとに100%成功すると
信じて発案し、リスクや労力の過半数以上は自分が負う。




それが真の
「やったことないからやってみる。」
だと思っています。




そしてそんな負荷を自ら負う覚悟で手を挙げる人は
いないため、誰も手を挙げないわけですが、




本当の挑戦を恐れていては、
当然挑戦の本質も掴めないままです。





お前はどうなんだ。
と思われたと思いますが、





私は発案の約100%の作業は私がします。
そして手前味噌ですがその7割強は
クリティカルヒットさせてきた自負があります。




なので、誰か任せ前提の「やってみよう」に
嫌悪しか抱かないわけです。




と、今回は
色々と毒を吐きまくりましたが




もしあなたが、遠方の安全地帯で
発案と指示だけ出して静観していることを
美徳だと思っているのであれば、




一度、企画・作業含め一切丸投げせず
100%自分でやってみるのも
悪くないのではないでしょうか?





それを終えたあとに見える景色は
限りなく綺麗かもしれません。





では。

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