机上の空論と実践論
みなさま、こんにちは
ラストコンパスの田中です。
今回はラストコンパスの方針の中にある「机上の空論より実践論で育てる」という部分について書こうと思います。
私がラストコンパスに入社して1年半が経ち、少しずつ責任の大きい業務を任せていただけるようになってきました。
最初の頃は、上司や先輩のサポートを受けながら動くことが中心でしたが、最近では自分が主体となって業務を進める機会も増えています。
その分、プレッシャーも感じますし、「本当に自分にできるのか?」と不安になることも少なくありません。
ただ、それでも一つひとつの仕事を通して、「机の上で考えているだけでは何も身につかない」ということを強く実感しています。
入社当初は、先輩方が作成した資料や社内マニュアルを読み込み、「理屈」や「手順」を頭に叩き込むことが最優先だと思っていました。
もちろん基礎知識を身につけることは大切です。
しかし、実際にお客様の前に立ち、リアルな商談の場に出てみると、想定していた流れやセリフ通りに進むことはまずありません。
相手の反応や表情、質問の仕方によって、瞬時に判断を変えなければならない場面ばかりです。
そうした現場の“生きた学び”は、どんなに研修を受けても、どんなにノートを取っても得られないものだと感じます。
先日、初めて自分がメインで担当する商談の機会をいただきました。
当日は事前にシミュレーションしていた内容が使える部分もあればその場での対応が必要になる部分もあり、その場での対応を後から振り返ると失敗したと感じる部分も多くありました。
しかし、その経験を通して、改めて「現場でしか得られない学び」があることを実感しました。
終わった後に上司からフィードバックをいただき、今後の改善点も明確になりました。
やってみたことで得られた実感、体験は準備時間では学ぶことができないものであり
その場の相手の反応を感じる必要があるものだと感じました。
教育において、「机上の空論」と「実践論」という言葉があります。
机上の空論とは、机の上で理論的に考えるだけで、実際の現場では役に立たない意見や議論のこと。
一方で、実践論は、実際に現場で体験しながら学びを積み上げていく考え方です。
私自身、これまで研修や座学の時間も多くありましたが、どれだけ良い講義を受けても、現場で試さなければ何も身につかないということを身をもって感じました。
もちろん、現場に出る以上、失敗はつきものです。
特に営業の世界では、1つのミスが直接お客様に影響を与える可能性もあります。
しかし、失敗を恐れず実践してみなければ本当の学びは得ることができません。
教育において最も大切なのは、「なるべく早く実務で体感すること」
失敗を恐れて挑戦しなければ、いつまでも机上の空論の中に留まってしまいます。
一方で、実践を重ねれば重ねるほど、現場の判断力やお客様との会話力が磨かれていきます。
私もまだまだ未熟ではありますが、これからも机上の学びに満足せず、現場で挑戦し続ける実践型の人材を目指していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ラストコンパス 田中