アンテナが生まれる
初めてブログを書かせていただきます。
大原 万佑佳(オオハラ マユカ)と申します。
前職では大学を卒業してから学習塾で運営業務に携わり、教室での教務以外の業務を社員として担当。
事務はもちろん行いましたし、営業なども含め何もかも幅広く経験させていただきました。
さて、本日のタイトルにした「アンテナが生まれる」という話について、
その前職の経験も踏まえて初回のお話にさせていただければと存じます。
アンテナを張る、は皆様どこかでお伺いされたことがあると思います。
「情報などを仕入れるために注意を払うように。
アンテナを張って受信するような状態でいなさい」…等。
例えば、自分が明るくない分野について指導を受けるときに使われるでしょう。
それに対して、「アンテナが生まれる」とは一体何でしょうか。
私の前職の経験を例にします。
前職は教育業でしたが、
自分自身これまで受験戦争に揉まれてクタクタになったり、
四六時中勉強のことや学歴のことばかり考えて生きてきたわけでありませんでした。
言動からそれを察されたのか。入社直後の研修で、上長から
「もっと教育業について考えるようになってほしい」とお話をいただきました。
その指導をちゃんと受けとめて1か月、2か月経つと。
気が付いたころには少しずつ自分の頭の中が進化し始めます。
例えば、お休みに電車を使ったとき。
ふと制服姿の学生に目が留まるようになりました。
(制服的に…私学っぽいな。この方面なら○○の辺りの学校かな)
(休日授業やってるのかな?どんな方針なのかな?)
(家から離れているところで教育熱心な学校探している子がいたな…)
…と、そこからスマホを使って調べだすという具合。
一例ではありますがそういう小さな積み重ねが自身の知識につながり、
私がお客様へ提供できる価値になっていく。
私はそう信じて比較的真面目に在籍中学び続けていた方だと思います。
「アンテナを張る」が情報収集を自発的に行う行動だとすれば、
「アンテナが生まれる」というのは、
アンテナを作るべきだと経験や外的要因から自身が意識的・無意識的に判断して、
その観点が生まれた時のことを指すと考えます。
今の私の例であれば、今まで何気なく過ごしていたところに
「教育業について考えるようになってほしい」と観点が与えられ、
それにちゃんと向き合おうとしたら「アンテナが生まれた」という話になります。
もっと一般的な話でもしてみましょう。例えば部下を持つ人が
「もっと良い組織にしていきたいから、みんなで一緒に考えてほしい」と言葉に示して指導をするとします。
相手がその言葉にきちんと向き合えばアンテナは生まれ、
組織内で良いと思った行動やその逆の悪しきことに目が留まるようになり、
徐々に日常へアンテナが張られます。
良いものを作っていく、良い価値提供を行うためには
個人の中に知識や経験がなければいけません。
ただこなすだけでなく、自身が物事に真摯に向き合って
自分の中に「アンテナが生まれる」瞬間を作ること。
そのうえで関わる各方面の人々の中にも
「アンテナが生まれる」ように立ち回っていくこと・支援していくこと。
これが何においても非常に重要な事なのではないかと思い、
初回のブログのテーマに決めました。
ちなみに…この業界に飛び込んで、1か月。
急に私の生活圏内に住宅系の会社が増えました。
そんなに会社がポツポツ生えてくるわけもございませんので、
間違いなく元からあったものに目が留まるようになったということで。
自身の中で「アンテナが生まれた」ということだと考えます。
学ぶことばかりの日々ですがいっぱい吸収して、
皆様のお役に立てるように努めて参ります。
大原