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マインドセットの重要性

みなさま、こんにちは。

ラストコンパスの田中です。

 

猛暑日が続いておりますので、熱中症にはお気を付けくださいませ。

 

今回はラストコンパスに入社してから私が感じたマインドセットの重要性について書いてみようと思います。

 

 

「マインドが大事」「呼べるという気持ちで電話しろ」──これは、私が入社した当初からテレアポ営業に苦戦していた際に何度も言われた言葉です。最初は正直、半信半疑でした。「マインドなんて本当に関係あるのだろうか?」「スキルやトークの内容の方が大事なのでは?」と。

 

実際、当時の私は「マインドセットを整える」と言われても、どうすればいいか分かりませんでした。

しかし、ある時ふとしたきっかけで「まず声を大きくする」「テンションを少し高めに話す」といった小さな工夫を取り入れてみたところ、不思議なことに成果につながるようになってきました。

 

そして成果が出ることで自信が生まれ、さらに前向きなマインドが形成される。このような好循環を体験したことで、「マインドセットの重要性」は理屈ではなく実感として腹落ちするようになりました。

 

つまり、行動を先に変えることで、マインドが後からついてくるという現象が起こったのです。

 

 

一方で、私はプライベートを含めて「感情に左右されない」ことを信条にしています。どんな場面でも事実ベースで冷静に判断することを心がけ、失敗した人の多くが「感情に流された」と語るのを見て、自分はそうならないように気をつけてきました。

 

しかし、ここに落とし穴がありました。感情を「抑える」ことは、確かにミスや過剰反応を防ぎますが、その一方でポジティブな感情を使ったパフォーマンスの向上ができないという側面もあります。

 

たとえば商談の場面。「これはお客様にとって良いサービスだ」と本気で思っていても、それを強く主張するだけの感情の熱量が自分に欠けていると感じることがあります。本当はもっと自信を持って伝えるべき場面でも、どこか感情的でなく、平坦な印象になってしまうのです。

 

 

特に営業という仕事においては、「何を言うか」以上に「どう言うか」が重要です。話している時のテンション、声のトーン、表情、身振り、そして雰囲気──これらの「非言語的な要素」が相手に与える影響は想像以上に大きく、実際に研究でも言語情報よりも視覚・聴覚情報のほうが影響力が強いとされています(メラビアンの法則などがその一例です)。

 

つまり、相手との関係構築や信頼獲得には、自分自身の「見せ方」や「温度感」が非常に大切なのです。

 

 

私はこれまで「感情をコントロールする」ことができていると思っていました。しかし、実際には感情をただ「一定に保つ」ことに意識が向きすぎていたのかもしれません。これからは、感情を抑えるのではなく、ポジティブな感情をうまく引き出し、意識的に活用していくことが必要だと感じています。

 

まずは、自分をどう見せたいのか、自分らしさをどのように出していくかを意識しながら、日々のコミュニケーションに取り組んでいく。そのうち、こうした感情表現が無意識にできるようになることが理想です。

 

 

マインドセットは、単なる精神論ではありません。行動・結果・感情は密接につながっており、そのサイクルを自分で意図的に回していけるようになることが、成長の鍵だと思います。今後も経験を積み重ねながら、自分らしいスタイルを見つけていきたいと思います。

 

ラストコンパス 田中

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