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評価制度と人財


みなさま、こんにちは。
ラストコンパスの髙藤です。


時は18年前。

わたしが新卒入社した会社の話です。


当時、地元福岡から一切離れるつもりがなかったわたしが、入社直前に大阪か東京どちらかと言われことから始まります。


もちろん、福岡に近い大阪を選び、新社会人として働き始めるのでした。

※若干過度な表現もございますが、その会社のお陰で今があると“感謝している”ことは先にお伝えいたします。


入社したのは、駐車場の用地の開拓、駐車場運営・管理の会社です。

営業部と運営事業部の2事業部で構成されていました。


18年も前のことですので記憶が曖昧ですが、当時の大阪支店はわたしを入れて6名だったと記憶しています。
右も左も分からない社会人一年目で、年が一番近い上司の年齢は9つ上。



入社初日、福岡で入社式を終え、当時の常務とわたしで大阪に向かいます。

新大阪駅に到着すると、改札の先にお出迎えがありました。


「お疲れ様です!」と先輩社員が常務の荷物を預かっていたのを見て、「わたしのも持ってくれるのかな?」と思ってしまったのは恥ずかしい記憶です。


大阪支店ではわたしが初の新卒社員で、業務の流れや業務内容のレクチャーを受ける日々が始まります。

募集要項では土日祝休み完全週休2日制、勤務時間は830分~1730分でしたが、

最初に言われたことは衝撃的で今でも覚えています。


「朝は730分までには出勤すること、そして土曜日は出勤だから。」と。


7時30分を過ぎて出勤すると、遅刻扱いです。夜はほぼ毎日22時近くまでは勤務していました。

車での移動時間や業務量が多かったのもありますが、上司が帰るまでは帰りづらいというよくある?職場環境です。


駐車場の運営管理ですので、アルバイトスタッフを抱える駐車場もあります。

また、24時間営業の駐車場もあるため、緊急事態(場内事故など)があれば夜中だろうが社用携帯が鳴ります。

そうです、寝るときは常に枕元に社用携帯を待機させている状態というわけです。


ある日、夜中3時に携帯が鳴ります。

着信音で目を覚まし、事故か何かあったのかもしれない、とヒヤヒヤしながら電話を取ってみると・・・



「ピーーーヒョロロロロー」・・・いや、携帯にFAXすな!!笑

といったことがあったのは、今では笑い話です。
└駐車場の営業終了後、その日の売上を会社にFAXしてもらっていたため。

そのような日々を6年少し過ごしていました。



思い返してみると、評価制度というものがあったかどうかも知らずじまいです。

営業部が駐車場用地をいくら契約してきても、運営事業部が駐車場の売上を昨対で120150%にしようがインセンティブなんてものは発生しません。

とりあえず3年働いたから「主任」ね、と主任にはなりました。

そこから先は勤務態度や他者との優劣のようなもので昇進昇格するという、明確な決まりはなかったように思います。


もし当時、この業務ができるようになれば君のレベルはここで、そうなるとベースが○○円上がるよ。こんな人物像になって、業務遂行できれば君は「課長」だ。と可視化された明確な評価制度と給与制度がしっかりと連動している環境であったら、、、、なんてタラレバを。


今ではその会社は東証スタンダードに上場されています。



もし、あなたの会社に可視化された評価制度が無ければ、あったとしても運用がうまくいってなければ、従業員が離脱していくかもしれません。


せっかく時間とお金を費やして採用した人材が離れてしまうのは非常に勿体ないと思います。


目の前のことをこなす状況かもしれませんが、一度立ち止まって「人財」について考えてみてはいかがでしょうか。



それではまた。

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