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年収と休日

年収と休日

 

代表の伊藤です。

今回は皆さんが大好きな年収のお話です。

年収や勤務形態の実情というのは企業は隠したがる傾向にあります。

なぜなら紙面にて正々堂々と実態を見せられる会社は少ないからです。

 

本ブログの一つの役割として『採用PRの一環』でもありますので、

今回は赤裸々に当社の実態を日本企業平均や同業種と比較しながらお見せしていきたいと思います。

 

日本企業の平均値

  • 平均年収:440
  • 平均年齢:44
  • 平均残業:21.9時間
  • 休日:112.1日
  • 固定残業中央値:30時間
  • 初任給月24.1万
  • 有休取得10.3日(風邪等による消化も含む)

 

 

こんな感じですね。

これってホントの話ですかね(44歳で年収440万が平均…)、にわかには信じられない。

意外なのは休日の平均ってこんなもんなんですね。

日本企業の平均はコンサルティング業界より休みだけは多いと思っていました。

 

日本を代表する某大手コンサルティング会社

  • 平均年収531(日経調べ)~669万(自社告知)
  • 平均年齢:41歳
  • 平均残業:61時間
  • 休日:121
  • 固定残業:45時間
  • 初任給月30万 賞与無し年収370万~
  • 有休取得9.4日

 

一見して年収は高そうですが

ちょっと残業が多いですかね。

しかし…10年前はこうでしたよ、コンサルといえば。

 

 

()ラスト・コンパス

  • 平均年収672万(役員は含まず)
  • 平均年齢:30.8歳
  • 平均残業:22時間
  • 休日:115
  • 固定残業:30時間
  • 初任給月26.7万 賞与有 年収400.5万~
  • 有休取得12.4日

 …

(平均年齢30.8歳というのがいいですね!)

 

 

以前のコンサルティング業界のイメージは

 

『年収の高低差が大きく、いずれにせよ激務』

『離職率が40%を超える』

 

そこれこそ外資系コンサルティングファームなんかはその筆頭で、

旧帝大、早慶上智のエリートがインターンに大量に参加し、

そこでかなりのふるいに掛けられ、残った化け物たちでも入社後はゴロゴロ退職していく、、、

 

キチガイのように働き、成果を残し続け、家族を犠牲にし、結果、結果、結果、結果を求められ、

そこに答え続ける。一度でも退職すれば水の泡、そうしてようやく30代後半~40代になって、

2000万、3000万という給与を手にするわけです。

出身大学レベルから、インターン、その後の成果、削られる精神と時間、を考えると当たり前、適正な報酬ですね。

 

私たちの業界の最上クラスはこんなんでした。

(外資系は特に今でもそうかもしれませんね)

 

時代は流れ、

企業はワークライフバランスを整えて当たり前の世界になりました。

それこそ企業は血のにじむような努力で、

高給与の維持と休日増・残業減を何とか実現していったのです。

ある経済コメンテーターは、

 

『人間、勤務時間が短ければ自然と効率化するものです!

時間が短ければ人は集中して働くようになりますから!』

いうことを宣いますが

 

私の知っている会社は、

ただただ勤務時間を20%削減したら、売上も20%落ちました。

 

それに、時間が短ければ人は集中する、といいますがその明確な根拠は何でしょうか。

一日10時間働いていた人が8時間になって何故集中力が高まるのでしょうか。

どういう理屈か皆目わかりません。

いってしまえばこれは【願望】であって、大した理論は無いでしょう。

理屈の伴わない無責任な発言は控えてほしいもんです。

 

休みを増やしたり、残業を失くすというのは

ただそれだけをすると普通に計算通り売り上げは減る。

だから時間の見直しと対で考える必要があるのは

仕事の品質、効率化であることは明確です。

 

また当社の場合、

年収を上げても下げていく想定はしていません。

業績によってベースとなる年収を上げたり下げたりしていいなら

一時の年収増は比較的に簡単でしょう。

しかし、若手であれば『業績が悪くなったら転職すればいい』と考えられても

30代半ばにもなればそういう選択もかなり厳しくなります。

 

年齢的に転職も厳しいですがそれ以外の環境だって厳しい。

例えば子供もできて、家も車も持つ時期になります。

部下と食事に行けば割り勘というわけにもいかない。

そうなると給与が『業績が良かったら上がるけど悪くなったら下がる会社』

ではどっしり仕事もできません。

 

私自身は若いころからキッタハッタの営業の世界でやってきて

年収も同世代の3倍はもらってきました。

しかし、業績が給与に色濃く紐づくその環境において

「成果を出し続けることができない人がおかしくなってしまう光景」

もたくさん見てきました。

そういうプレッシャーの中で働き続けると本当に精神を病んでしまうんですね。

 

業績が上がらず、給与も貰えず、休みもなく、おかしくなってしまうんです。

結局仕事が上手くいかないことが悪循環となり、

離婚まで発展することは冗談ではなく、たくさん見てきました。

役員なんて全員離婚経験者でしたからね()

 

自分が会社をつくるなら社員として一生勤められる会社にしたい。

夢もあるけど現実も計画を立てやすい給与にしていきたい。

20代だけでなく30代、40代、50代と働きやすい会社にしたい。

 

そう考えて今の形態に落ち着きました。

当社の理念は「成長をつくる」ですが、

成長とはただ人を増やす膨張、という意味ではありません。

 

売上増と共に大量の人員増をしている会社を目を凝らしてよく見てください。

平均年収少なくないですか?

 

そりゃそうです。既存社員の給与増の分を雇用に回してるんですから。

社員が若い!のではなくて若くないと維持できないんです。

若手はが増えて、マネジメントに関わり成長した「気分」かもしれません。

しかし実態は休みが少なくなり、時間給だと学生のバイトと変わらなくなってしまう。

 

 目指すところは安定してベースが高くて、

勤務時間も適正で長く健康でいられる会社づくりです。

そのためには高レベルな業務の効率化や仕組化、

高収益なビジネスモデルを日々作り上げるしか手段はありません。

 

そしてその効率化仕組化は「誰かがつくる」のではなく

社員一人一人が脳に汗をかいて実現していくしかない。

 

誰かが一生懸命つくった仕組みにただ乗りし、

「その効果・恩恵だけを受ける」

というのは大人の世界では通じないのです。

 

当社もよりよくなるため

全員で切磋琢磨していきたいと思います。

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