「センスないよね」と言われていた私が、今思うこと
こんにちは。
砂古です。
社内や打ち合わせで
「私はセンスないからできないなぁ」
と、よく耳にします。
そのたびに、少しだけモヤッしちゃいます。
否定したいわけじゃなくて、
「本当にもったいない」と思うからです。
今は社内外のデザイン業務も携わっていますが、
実は、私がラストコンパスに入社した4年前も
過去はまったく同じ気持ちですごく不安でした。
初めてチラシを作った時、
「ごちゃごちゃして見づらい」
「なんでこのフォントなの?」
「色が微妙だなぁ…」
など言われていました。
また、言われたのは良いけれど
一体どこをどう直せばいいかわからない状態でした。
そこからは、ひたすらインプットとアウトプットを繰り返しました。
センスは生まれつきではなく
圧倒的な“見る量”と“積み重ね”だと思います。
SNS広告
電車のつり広告
雑誌
看板
チラシ など、
今まで何となく見てスルーしていたものでしたが、
その中でも直感的に「良いな」と思ったものを日常的にストックするようにしました。
写真を撮って保存し、
「なんでこれって見やすいんだろう?」
「なんで“おしゃれ”と感じたんだろう?」
「なんでこのフォントを使ったんだろう?」
と、自分なりに、なぜ、この広告が良いと思ったのか研究を繰り返しました。
そうすると、色の組み合わせや余白の取り方、
フォントの使い分けが徐々に“なんとなく”わかってくる。
そして、その新しく学んだことを、
自分のデザインで早速活用していく。
そうすると自分のなかの引き出しが増えてていく。
あなたが思う「センスがある人」とは、
大量にインプットしている人だと思います。
デザインだから特別なことをする必要はなく、
例えば新しい言語を勉強するときと流れは一緒です。
ただ、デザインの話となると
「私にはセンスがないから…」という
良い逃げ道があります。
しかし、本当はやってみればできるのに、
「センスがない」と言って距離を置いてしまうことはすごくもったいないと感じます。
何かを伝えたい想いがある人こそ、
デザインに挑戦してみてほしいと思います。
仕事でのSNSの発信でもいいですし、
チラシやホームページ、
趣味など、
なんでもいいと思います。
私は趣味が写真を撮ることですが、
デザインを勉強したことで
表現の幅がぐっと広がったと感じます。
私自身もまだまだ試行錯誤中です。
先月作ったチラシも、今見てみたら、まだまだ改善余地があるなと感じます。
「私にはセンスがないから無理」と言わず、
伝わるものを一緒に作っていけたらうれしいです。
今月も読んでくださりありがとうございました。
砂古