ローソンから学ぶ集客戦略
お世話になっております。
ラストコンパスの大仲です。
実はゴールデンウィークあけからダイエットをしており、コンビニスイーツを約2カ月封印していたのですが、つい先日解放してしまいました、、、
全国のLAWSONで開催されている、「盛りすぎチャレンジ」つられて解き放ってしまいました。
私のダイエットを断念させるほどの集客効果のある、この「盛りすぎチャレンジ」について調べてみました。
2023年2月に初めて実施された企画で今回で5回目となります。
直近では2025年の2月に開催されております。
その時は、新規の来店が5%増、前年同期と比較した客数では7~10%増加を見込めたようです。売り上げでいうとなんと60%増まで狙えたようです。
物価高騰の今の時代に、「お値段そのまま50%増量」というワードは非常に興味を引き付けるのではないでしょうか。
もちろん値段がそのままで、量が増えるという「お得感」もあるかもしれないですが、私は「増量」というのがキーワードになっているのではないかと考えます。
値下げや割引という言葉や施策は目にする機会は多いですが、増量というのはそこまで目にする機会が多くないです。
つまり、「特別感」があるのだと思います。そこに私を含めた消費者がひきつけられ普段来店しない、購入しない層の増加につながっているのではないでしょうか。
また、「限定感」を演出しているのも、売り上げが伸びる要素の一つかと思います。
店舗に行けば書いてあるのですが、増量している商品には1日に〇個のみ入荷。売り切れ次第終了のような見出しがつけられています。
購買者心理として、いつでもどこでも手に入れることができるもの。よりも売り切れがありレア感があるもの。のほうが手に入れたくなると思います。
お値段そのまま50%増量!という特別感のあるワードで集客し、個数制限を設けることでいま購入する理由をつけ販売にまでつなげる。
集客→販売までの流れがきれいにできており、よくできた集客戦略だなと感じます。
この流れというのは住宅営業にも使えるかと思います。
例えば
「見学会に来場していただいた方には1000円分のクオカードをプレゼントしてるが、今回に限り2000円分プレゼント!」
↓
「先着1棟だけ、通常の2階建てと同じ金額で3階建てに!」
のような感じで「今だけの限定感」「1棟だけの特別感」をセットでくっつけてあげることで集客→契約という形でつながってくるかもしれません。
物価高騰の時代にあわせて安売りをするのではなく、値段そのまま50%増量という選択をしたローソン。
建築業界でも原価高騰は続いているかと思います。住宅の平均販売単価も上昇し、お客様と予算が合わないというお声もよくいただきます。
そんな時に、原価削減に取り組み、販売単価を落とすというのも一つの手段かと思いますが、あえて販売単価は落とさず性能を引き上げて差別化を図る。というのも面白いのではないかと感じました。
また、弊社では全国の住宅会社様に向けて集客改善のお手伝いであったり、原価改善のお手伝いをしております。
各テーマで随時イベントを開催しておりますので、お気軽にご参加ください。