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学び直しブーム

「もう一度、学び直したい」

 
会話の中で冗談として言うこともあると思いますが、

皆様もこんな言葉を言ったり、耳にしたりしたことはあるのではないでしょうか。

 

かつては「学び=学生のもの」というイメージが強かった日本社会ですが、

今は「大人の学び直し」がひとつのブームとなりつつあります。

 

このブームの背景には、時代の急激な変化があります。

テクノロジーの進化やAIの台頭、コロナ禍による働き方の多様化など、

私たちを取り巻く環境はここ数年で劇的に変わりました。

 

その中で求められているのが、

「時代に合わせてスキルをアップデートし続ける力」

つまり、学び直すということです。

 

この変化が激しい現代社会において、

学び直すことは、私たちが今後生き残るための選択肢になっているのです。

 

こうした学び直しには、大きく分けて2つの方向性があります。

 

一つが「リスキリング」

これは、今の仕事や将来の仕事に必要なスキルを新たに習得すること。

例えば、文系出身の社会人がプログラミングを学んだり、

Excelしか使えなかった人がPythonに挑戦したりするケースです。

最近では、リスキリングを推奨している企業も増加傾向にあるそうです。

 

もう一つが「リカレント教育」

こちらは、いったん社会に出た人が再び学校に戻ったり、まとまった時間をかけて知識を深めたりする学び方です。

大学院への進学や、通信制での資格取得などが当てはまります。

 

どちらにも言えるのが、実際に政府もこのトレンドを後押ししています。

経済産業省や厚生労働省は、社会人の学び直しを支援する制度や助成金を整備し、

「リスキリング支援事業」などをスタートさせています。

企業側も社員に学びの機会を提供することで、競争力のある人材育成を目指しています。

 

もちろん、メリットはたくさんあります。

学び直すことで転職やキャリアチェンジのチャンスが広がり、人生の選択肢が増えます。

また、学びを通して「自分はまだ成長できる」という実感を得ることで、

自信ややりがいにもつながります。

 

一方で、時間やお金の確保はやはり課題です。

家庭や仕事との両立は簡単ではありませんし、学んだことがすぐに成果に結びつかないこともあるでしょう。

 

しかし、昨今の変化が激しい世の中において、

企業としても個人としても、アップデートし続ける力は必要になってくるでしょう。

企業としても、教育システムの一つとして、学び直しの機会を設けることも必要ですし、

個人としても、自主的に学び直す姿勢は必要です。

特に、最近はYouTubeや無料のオンライン講座、電子書籍など、気軽に始められる学びの選択肢も豊富です。

まずは「興味があることに10分だけ触れてみる」ようにスモールスタートで始めることが、

学び直しの秘訣なのかもしれません。

 

常に最新版の自分でいられるように努力する所存でございます。

 

それではまた。

古藤

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