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ビジネスにおける昭和と令和の違い

みなさん。こんにちは。永野です。

今年は例年に比べて新卒採用が苦戦しているという報告が、

新卒採用を行っている人材会社様から聞く機会がございました。

 

建築業は他業界と比べて採用は難しいと言われてきておりましたが、

合同説明会に参加する学生の数が激減しているとなると

この業界だけの問題ではないかもしれません。

 

そこで、今回は昔と今、つまり昭和と令和についての比較をしていきたいと思います。

 

 【労働観と働き方】

昭和時代、「終身雇用」や「年功序列」といった特徴が強く、

会社に忠誠を尽くすことが重要視されていました。

特に、男性社員は長時間働くことが評価され、

仕事に対する向き合い方が個人の評価に大きな影響を与えていました。

その為、出世や昇給を目標に働くサラリーマンが多かった印象です。

 

一方、令和時代では、働き方の多様化が進んでいます。

終身雇用や年功序列の概念は次第に薄れ、成果主義が強調されるようになりました。

InstagramやYouTubeで収益を得るインフルエンサーも増え、

企業に依存しない働き方が一般的となっています。

また、リモートワークやフレックスタイム制度が普及し、

働く時間や場所に柔軟性が求められるようになりました。

令和時代では、仕事とプライベートのライフワークバランスを大切にし、

個人のライフスタイルを尊重する傾向が強まっています。

 

【社内環境】

昭和時代の企業文化は、上下関係が厳格で、上司の指示に従うことが最も重要視されていました。

社内のコミュニケーションも、上司から部下への指示や報告が中心で、

意見を積極的に言うことは少なく、上司が偉いので上司のいう事は絶対だという上司最強説が

唱えられている企業が多かったように思います。

 

しかし、令和時代では、多くの企業が、社員が自由に意見を言える環境を整えるために、

ボトムアップ型の組織運営を取り入れています。

リーダー職も、指示を出すだけでなく、社員一人ひとりの意見やアイデアを取り入れることが重視されています。

特に、若い社員や女性社員の意見が反映されることが重要視され、

平等で開かれたコミュニケーションが求められており、

若くして管理職になる社員も昭和に比べると多かったように思います。

 

【IT技術と情報】

昭和時代のビジネスでは、手作業や電話、ファックスが主流で、情報のやり取りは時間がかかり、

物理的な制約も多くありました。

会議の資料は印刷して持ち寄ることが一般的で、情報を効率よく処理するためには、

人的な力が多く必要でした。

 

令和時代は、テクノロジーの進化により、ビジネスの現場が劇的に変わりました。

私たちも日頃からメインツールとして活用しているクラウドサービスやチャットツール、

オンライン会議システムなどの普及により、場所にとらわれず、

リアルタイムで情報を共有できるようになりました。

便利ではありますが、Face to Faceの機会が減ってしまったので残念な点もございます。

 

 

昭和と令和を比較してみましたが、考え方・働き方・文化・活用ツールなど

どの点からみても正反対に思えます。

 

 

その為、冒頭にも触れましたが、新卒採用だけでなく、

全てのやり方においても、これまでのやり方が通用しないという事は

もうすでに皆様の身の回りでも起きているのではないでしょうか?

 

企業がこれから安定した経営を継続していく手法としては、

情報を令和にアップデートする必要もあるのかと思います。

 

ラストコンパスでは便利なオンライン研修と実戦形式の現地研修の両方をうまく活用することにより

若手社員から幹部社員までの幅広い社員様に対し研修を行っております。

 

いわば、昭和と令和のいいとこどりと言ったところでしょうか。

 

先日も大阪で交流会を開催させて頂き、全国から総勢120名を超える方にお集まり頂きました。

オンラインでは知れない現地ならではの情報交換の場を提供させて頂き、

全国の成功事例を元に情報をアップデートして頂く機会にもなりました。

 

ご参加して頂きました企業様からもリピート開催の声も上がってきましたので

今回の研修を上回る研修をこれからも開催していきたいと思います。

 

 

それでは。

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