インセンティブの効用
こんにちは!
ラストコンパスの笹川です。
先日、お付き合いさせて頂いている会社様よりインセンティブに関するご相談を頂きました。
「不動産事業部のインセンティブを新たに始めたいが、どうすればいいか」
皆様はインセンティブ制度をそもそも実施されているでしょうか。
営業職の場合は、営業という職務柄、インセンティブがあることが ” 普通 ” ですし、稼ぎたいなら営業職を希望するのが ” 一般的 ” ですし、他社がインセンティブを導入していると自社が見劣りするかも・・という理由もあったりして、インセンティブを運用している会社様も多いと思います。
まず、このご相談に対して私からはそもそも「インセンティブ制度を運用すべきかどうか」を検討しましょうとお伝えさせて頂きました。その会社様は不動産事業部を立ち上げて日があまり経っていなかったことと、弊社がお付き合いさせて頂いている会社様の中で業績が伸びている会社様の一部がインセンティブを実施していないからです。
とある都道府県内でNo.1の住宅会社様の社長の話が印象に残っています。
「うちは売れる仕組みと商品があるため、誰でも売れる。だからインセンティブは実施していない」
ここまで言い切れることは素晴らしいなと思います。
さて、インセンティブを実施するメリットは下記のような内容です。
1. モチベーション向上
インセンティブは、本来の機能として従業員やチームの目標達成意欲を高める効果があります。達成した際の報酬が明確であれば、個人やチームが主体的に行動しやすくなります(人にもよると思いますが)。
2. 生産性向上
目標と報酬が明確になれば、それに向かっていく過程を考えることになります。施策やスケジュールを密に考えることになれば時間を有効活用し、生産性向上になります。
3. 満足度向上
努力や成果が評価される仕組みは、従業員の満足度を高め、組織への信頼感や帰属意識を強化することも多いです。
4. 人材の定着と採用競争力の向上
魅力的なインセンティブ制度は、優秀な人材の採用や既存社員の定着を促します。他社との差別化要因にもなります。
5. 業績向上
インセンティブは時として目標達成への強い動機付けとなり、結果的に企業全体の業績を向上させます。特に、売上や利益など数値目標に直結する場合に効果が大きいです。
6. チームワークの促進
チーム目標に対してインセンティブを設定することで、メンバー間の協力が促され、連携が強化されることもあります。
反対に、インセンティブを実施すると金でつながった組織になったり、殺伐とした社内にもなったりするケースもありますので注意したいところです。長所短所を両方分かったうえで運用していくのがベストですね!
インセンティブの導入やその支給額について、お悩みがあれば弊社までお問い合わせください。
それでは失礼いたします。
笹川