教える立場

いつもお世話になっております。
ラストコンパスの戸牧です。
今週は今期最強寒波とのことですが、皆様、防寒対策をしてお体ご自愛下さい。
早速ですが、2025年を迎えラストコンパスに新しいメンバーが増えました。
私がラストコンパスに入社してもう少しで1年が経ちますが、
教わる立場から教える立場に変化しているように感じます。
今までの経験上、教えることは好きなほうなのですが、
まだ1年経たずのこの業界で自信をもって人に教えることは難しいと痛感しております。
今回はそんな中でも私が教育する上で今後、大切にしていきたいことについてお伝えします。
私は学生時代、野球に打ち込んできましたが、高校の監督が教育する上で大切にしていることを一度、
教えていただいたことがあります。
それは部員が100名いた場合、100番目の選手まで指導が行き届いた状態を作るということです。
口で言うのは簡単ですが、100人を抱えている組織であれば難しいかもしれません。
ですが、監督は私が入部当初から何度も指導をしていただきましたし、
それはほかの部員も同じことを感じております。
この経験から私も監督の教えを大切にしております。
実際に大学では硬式野球部の学生コーチを務めておりましたが、
70名ほどの部員と毎日1回は話をするように心掛けておりました。
伸び悩んでいる選手に対して個別に指導をしたり、入部したての選手を集めて、トレーニングを考えたりしておりました。
能力が高い低いにかかわらず、相手に合わせた指導を考え、自分の取り組んできたことを伝え、
様々な媒体からトレーニングを調べ、選手たちの結果に繋げられた経験は非常に達成感がありました。
教育をしていく上で私が大切だと思うことは
「結果・知識・表現力」
だと考えております。
まず「結果」を残している人は思考力と行動力。
それに加えて試行錯誤を繰り返した失敗経験があるのだと感じます。
失敗を繰り返すことで教育する相手がその場面に
直面した際の改善策とどのような心理状況かが理解できるので問題解決につながりやすいと考えます。
次に「知識」ですがこれは自分の経験を補い、自分なりに吸収して相手に伝えていく力が必要かと感じます。
自分の経験だけを押し付けると相手に適切な教えにならず、逆に上手くいかず悩みを与えてしまう要素にもなり得ます。
最後に「表現力」ですが、
例えば、身体を使って教えなければならないときに上手く言語化できない人は
自分の感覚を伝えることになるので相手に伝わりづらいかと思います。
実際に私もこの経験があり、悩んだことがありました。
これらの三つをすべて兼ね備えたときに教育が上手い人間なのではと考えております。
話を戻しますが、高校時代の監督はこの三つが非常に素晴らしかったです。
相手に求めるものを能力、立場に合わせて伝えていたように感じます。
弊社の教育方針にも準備をして教育をするというものがあります。
まさに私が今、直面していることですが、思い付きで伝えるのではなく、
相手の立場に立って自分はあのころどのような思いで行動してきたのか。
果たしてそれが正解だったのかを考えて伝えていく必要があるなと改めて感じております。
皆様の中でも教育する上でのお悩み等がございましたらお気軽に弊社スタッフにお声掛けください。
また、人材をテーマとした講演会も随時開催しておりますので是非、ご参加ください。
最後までご高覧いただきありがとうございました。
戸牧