最短の時間と最小のエネルギー
鈴木です。
まだまだ寒い日が続きますが、体調に気を付けて頑張っていきましょう。
今回は、ラストコンパスに入社して4か月が経過しましたので、「働き方と休み方」について少し考えてみようと思います。
私自身、ムダなことと呼ばれるものは極力したくないタイプです。
野球でもよくツーストライクから1球外せと言われることも多いですが、私は3球勝負が大好きでした。(実際打たれることも多かったですが、笑)
あるマイクロソフト社をテーマにした記事で、「最短の時間と最小のエネルギーで、最大の成果を出すために必要なことは、業務処理能力が高いことではない。その努力が成果につながるかどうかを「見極める能力」だという。」というものがありました。
マイクロソフトのエグゼクティブが、「休むために仕事をしている」と言い切れる背景には、仕事の生産性を高めるための効率のいい働き方があります。
仕事のムダを省いて、最大限の成果を生み出す工夫をしているから、きちんと休みを取ることができるのです。
欧米企業では、働く時間の長短が問題にされることはなく、仕事の「成果」が出なければ、会社をクビになるのが一般的です。
多くのグローバル企業は、成果主義を採用しています。
エグゼクティブも含めて、成果が出ないと、職を退くよう勧告されています。評価の基準は、働く時間や仕事との向き合い方ではなく、あくまでも成果を上げているかどうかにあります。
このあたりも、日本企業とグローバル企業の大きな違いといえます。
日本のビジネスパーソンは、休日を「休息」の時間と考えて、身体を休めたり、ストレスの発散を心がけていますが、必ずしも思い通りにはなっていません。
休みが明けても、疲れは依然として残ったままで、ストレスも解消されていない…と感じている人がたくさんいると思います。私もその一人です。
一方、世界水準のエリートであるエグゼクティブの休日の過ごし方には、大きな共通点があります。彼らは、休日を「何もしない時間」と考えるのではなく、「積極的にエネルギーをチャージする時間」(休養)と「知的エネルギーを蓄える時間」(教養)と位置づけているのです。
彼らは休日を休息のための時間ではなく、仕事で成果を上げるための「原動力」と考えています。
私が注目したのは、彼らがそれを「楽しんでやっている」ことです。
仕事を成功に導くための準備というと、多くの人が「苦行」や「修行」を連想してウンザリした気持ちになると思いますが、マイクロソフトのエリートたちは、スポーツや趣味を楽しみ、休日を満喫することで、自己再生とエネルギー・チャージという二つの目的を実現していたのです。
世界の一流の休み方を知って、休日の解像度を上げることは、これまでとは違った視点で自分の休み方を見つめ直すきっかけになりました。
年齢・性別・職種・役職・子供の有無それぞれによって「働き方」は十人十色だと思います。
しかし、休日が楽しみであることは万人共通であるとも思います。自身の能力を自己開示し、自分に合った道筋を「見極め」ていくことを意識して、今後精進していきます。
鈴木