テクニックとスキルの違い
大久保です。
私たちの会社の理念
「成長をつくる」
という言葉があります。
あえて”成果”ではなく”成長”という言葉を選んだ理由
“する”ではなく”つくる”という言葉を選んだ理由
その短いフレーズの中に膨大な情熱とメッセージが込められています。
「言葉」には
同一に近い内容なのにも関わらず、選択する言葉次第で
受け取り手の微妙なニュアンスをポジティブにもネガティブにも変えることが出来ると思っています。
例えば
「テクニック」と「スキル」の違い
この2つの明確な違いは何でしょうか?
直訳すると
テクニック=技術 スキル=腕前
「一緒じゃねーか」
と鋭く突っ込みが入りそうですが、
自分の中では明確に分けてます。
それは、”一過性”か”持続性”かのニュアンスの違いです。
分かりやすく説明します。
テクニック
を日本語で文法的に活用すると
テクニックを「覚える」
となると思います。
テクニックは
例えば営業で言えば、言い回しの上手さや引き出しの多さという印象を受けますが、
日本語の活用にならうと、”覚える”ものです。
ではスキルは・・
スキルを「積む」
や
スキルを「磨く」
となりますよね?
よく考えるとスキルは
「積み重ね、磨き上げる」
ものなんです。
私のこの「スキル」と言う言葉の印象は
その会得した技術の背景にうっすらですが、”修練”や”努力”が感じられるのです。
営業で言うと、小手先ではなく、その営業の経験を積み重ねて得た
技術がまさに「スキル」というニュアンスです。
だから私は、研修などで、スキルという言葉を発するとき、
「持続的に努力を積み重ねて身に付けて欲しい」
という裏側のメッセージを実は込めています。
言葉には、
その誕生の背景に魂が宿っているように
その言葉を選ぶ”理由”を1つ1つ考えていけば、
言葉に血が通い、それを発する話者のメッセージが
さらに強くなるのではないでしょうか?