「成功と失敗」を分析・考察する
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。
ラストコンパスの秋岡です。
最近、集客の相談を受けることが増えてきており、色々な会社のチラシやHPの添削をしております。
必ずしも“成果が悪いから相談”という訳ではなく、集客はたくさんある方がいいため、
“もっとよくなるのでは?”という観点での相談もあります。
どちらの相談を受ける際にも、初めにしているのが、成果の確認です。
ただ、成果と言っても、一つの要素では判断が難しいです。
成果を正しく把握する上では、
・集客数
・アポ数
・契約数
・集客単価
・リーチ数(SNSなどの場合) など
色々な角度のデータを集計し、客観的な視点で広告の成果が出ているのか、出ていないのかを判断していきます。
成果を正しく把握した後に、今回のブログのテーマである「分析・考察」をすることになります。
良いものは残し、悪いものは改良する。この行動の積み重ねが成果を最大化させていく基本であると考えています。
成果が出ているものから学ぶ
成果が出ているものは、基本再利用していき、会社の広告の雛形にしている会社も多いかと思います。その際、なぜその広告がうまくいっているのか?を、分析してほしいと思います。
「内容がいいから」のような抽象的なものではなく、その広告で表現されているものをなるべく詳細に項目分けしていくといいかと思います。
例えば、
・キャッチコピーが共感しやすい内容だった。
・使っている色の種類が少なかった。
・集客の配布時期が〇週間前だった。
・人が笑顔の写真が掲載されていた。
・オファーがついていた。 など
成果が出ていたものを再利用するにしても、全く同じように広告できるわけではありませんので、うまくいった理由が何かを考え、その本質的な部分を残していけば、多少変更しても、同じような成果が期待できる可能性はグンと高くなるかと思います。
失敗から学ぶ
たくさん時間やお金をかけたとしても、成果が出ないケースは当然あります。作成者としては悔しいところですが、成果が出ていない以上、それは失敗と素直に受け止めて、何が悪かったのかを分析、考察していく必要があります。
失敗した理由も先ほど前述した通り、細かく分析をしていき、足りない部分や悪い部分が何か?を今度マイナス思考で考えていきます。
その際のポイントは、作り手としての考え方を捨て、お客様目線で判断することです。
ここでもまた少し例を上げると、
私が添削していて、時々指摘をするのが、文字の大きさです。
内容を詰め込んでいくと、どうしても文章量が増えていき、結果として文字がどんどん小さくなっていくことがあります。読ませるつもりのない文章であれば、100歩譲っていいとしても、「読みにくい文字」であれば、内容の良し悪しに関わらず、伝わることはありません。
そのため、文章は「短く、見やすく、わかりやすく」を意識して頂ければと思います。
今回は集客をベースに伝えてまいりましたが、本来は成功と失敗を分析・考察することはどのような業務にも有効的な考え方です。
社内における成功体験や成果物の表面的な型を手に入れるよりも、それを導き出せる考え方の型を手に入れて頂ければ、課題にぶつかったとしても、きっと解決する糸口を見出すことができると考えております。
参考になれば幸いです。