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思考法の三種

 





こんにちは、ラストコンパスの 佐藤 です。


皆様は、日々の業務を遂行する際や、何か物事を煮詰める際、社内で何かにブレストする際に、思考の使い分けは出来ていますでしょうか?



と、少し上からのようになってしまいましたが、私は完璧な自負が無いので、自分への意識付けも兼ねて書かせていただいてます。




ビジネスシーンに於いて、必要とされる以下のトリプルシンキングと呼ばれるものがあります。


①ラテラルシンキング(水平的思考)

②ロジカルシンキング(論理的思考)

③クリティカルシンキング(批判的思考)




ラテラルシンキングとは、概念や理論に捉われず、角度を変えたり、新しく組み合わせたり、自由なアイデアを発想する思考です。


逆に、ロジカルシンキングは、考え方に筋道を通し、因果関係や相関関係などを整理し、矛盾なくフレームワークを考える思考です。


最後にクリティカルシンキングは、ロジカルシンキングを補う思考法とされ、前提条件を批判的に検証し、確執となる結論を出させる思考です。


厳密に言えば、更にそれぞれの思考から細分化されたり、ロジックツリーだとか、MECEだとか、よりディープな話になっていきますが、その辺りは今回割愛させていただきます。




例えば、「今期の売上を来年には倍まで持っていくぞ」と意気込んだ時に、どのようにして、その目標を実現させますでしょうか?


まず、ラテラルに考えるのであれば、一旦頭のネジを外す必要がありますので、

・今やってる完成見学会と何か別の業態をコラボレーションさせて集客を獲得する。とか、

・Zoom予約機能を埋め込み、気軽にオンラインで聞けるような体制にし、先ずは接点を持てる機会を増やす。とか、

・お客様の記憶に残させるために、家の形をした名刺を渡す。とか、

こういった類になってくるのかなと。




そこからロジカルにフレームワークを落とし込んでいくと、

・じゃあ、集客したお客様が住宅購入を視野に入れてくれる確率が少しでも上がるコラボレーションの業態って何か。とか、

・今時点で、初回アポイントが取れず、機会ロスが何件くらいあって、Zoomを用いる事で何件くらいの商談回数増が見込めるのか。とか、

・戻り率の高い競合はどこが該当していて、他はどういう記憶の残し方をしているのか。とか、

と、このように冷静に深堀りしながら、趣旨とズレが生じないよう、リスクとタスクを考える。




もっと言えば、クリティカルシンキングに、

・見学会にお客様を集める施策ではあるが、そもそも集客すべき部分はそこではなく、今はSNSの広告投下が優先では?とか、

・Zoomで話を聞く以上、真剣度(確度)が低い。返って、次アポに繋がらない商談が増えてしまうだけなのではないか?とか、

・名刺のデザインに目を向ける以前に、そもそも会社のブランディングを固めた上での話ではないか?とか、

前提条件に対して、批判的に考える。



こういった思考のサイクルによって、本当の核論や、名案が生まれると思っています。




前述の通り、工務店様が「今の売上を来期は倍にする」という事象に対して、

単純に新築受注を増やす、販売価格を上げる、新規/紹介件数を増やす、など順当にいけばそのように考えますが、それらが正解とは限りません。


・そもそも自社エリアでは需要が少ない規格住宅を扱うくらいなら、注文住宅のブランディング強化に資金を充てた方がいいのでは?

・そもそも新築事業に資金を投資をするべきなのか?工務店の強みを活かして、他でもっと簡単に売上を伸ばす策があるんじゃないか?

・そもそも売上を倍にしたとて、利益が残りにくい体質なら拡大させる意味がない。じゃあ、視点を変えて、利益を最大化させるには何が最短なのか?

など。


要は今の固定概念を捨て、ラテラルに案を出し、ロジカルにフレームワークと細分化をして、本当にそれがクリティカルな内容かどうか。



冷静に自社の現状と向き合ってみると、様々な視点から光や兆しが見えてくるのではないかと思います。



混沌として、飽和し始めている今の住宅情勢ではありますが、
皆様のご状況もお伺いさせていただき、少しでも事業拡大・売上増へ向けたお手伝いができればと思っております。



まずは、弊社で開催しているウェブセミナーから、気になる内容のものに、お気軽にご参加いただけたらと思っております。


是非その際には、一旦ご自身の固定概念や先入観を外して、フラットに聞いてみてください。




それではまた。

 

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