有害な人材を雇うリスク
こんにちは。
ラストコンパスの山本です。
私事ではありますが、9月から営業部から企画部へと移らせていただきました。
日々新しい業務に携わっております。
現在、勉強中ではありますが、多くのSPI(性格検査)を見させて頂く機会があります。
その中で、優秀な人材を採用することはもちろんですが、
一番は採用リスクを減らすことに軸をおいております。
そこで今回のテーマは「有害な人材を雇うリスク」について述べていきます。
「採用」はどの企業も会社を安定、成長させていくうえでは欠かせないものだと思います。
弊社ラストコンパスでも採用をするにあたっての選考にはかなり力を入れております。
ただ、どれだけ生産性が高く、有能なスター的な人材でも、
他社に有害な影響を与える社員を採用することは大きなリスクになります。
世界で最も有名なビジネススクールの一つであるハーバード・ビジネス・スクール(HBS)では、
組織により大きな影響を及ぼし得る社員「有害な従業員(トキシックワーカー)」について
研究したデータがあります。
研究によると、「有害な従業員」とは、
有能で生産性は高いが、組織に害を及ぼす行為に関与する人たちを指すとのことです。
結論から言うと、このような人々を雇わないようにする方が、
スーパースターを探し出して社内に留めるよりも経済的に有益であるとのことです。
「有害な従業員のもたらしたコスト」と「スーパースターの価値」を比較したところ、
有害人材の雇用を避けることは、
スター人材を獲得し維持するよりも2倍以上ものコスト削減になることが示されました。
具体的には、1人の有害人材を回避すれば、
約1万2500ドルの離職コスト(有害人材を解雇し後任を充当するコスト)が浮きます。
一方、上位1%のスーパースター1人が利益に貢献する金額は、
約5300ドルに留まっていたとのことです。
訴訟費用や、罰金、従業員の意欲低下などの潜在的なコストを加味すると
実際の差はさらに大きいといわれております。
以上のように優秀な社員を雇うことも重要ですが、
有害な人材を雇わないことも非常に重要となります。
現在建築業界も残業時間の規制等もあり、どこも人手不足が叫ばれているかとは思います。
ただ、そのような中でも自社に合った人材で、有害な影響を与えない人材を採用することが大切です。
弊社ラストコンパスでは今回の「採用」に加え、人材についての講演会も随時開いております。
是非ご参加ください
山本