キーワードは価格転嫁
いつもお世話になります。
本日は、他業界を見ながら今後の経営について見ていきたいと思います。
昨今、コロナウイルスも落ち着き各地域でもお祭りや観光客増が見受けることが出来るようになってきました。
各市町村では昔の街に戻ったといういい風潮が取り戻しつつありますが、ビジネスにおいてはそうも言ってられないように思います。
自動車業界では、半導体が入手できていない影響により、自動車の販売台数が限られたり、
営業マンからすると売る車がない。という状況になってきております。
販売できたかと思いきや、人気車種になると5年待ち。という事も。。。
トヨタ自動車では、アルファードがマイナーチェンジを行うということで予約整理券が
販売前に終了するという事態になるほどです。
トヨタ目線に立って考えるとナイス戦略というところでしょうか。
観光業界はと言うと、コロナ渦で閉業を余儀なくされた旅館やホテルが目立ちました。
今では、旅行客も増えてきたこともあり、少しずつ回復傾向にあります。
そうなると、旅行客は久しぶりの旅行に対し『どこのホテルにするか』という選択をすることになり、
競争は激化しているようにも思います。
これまでであれば『おもてなし』という精神でお客様に寄り添って顧客満足を得る。
というワードが主流でしたが、それはどこも同じです。
おもてなしだけでは差別化が出来なくなり、おもてなし+αが求められるようになりました。
では、住宅業界はいかがでしょうか?
ウッドショックやアイアンショックなどから始まり、様々な要因で原価の高騰が止まりません。
これまで、坪60万で提案していたものが、同じ仕様で坪70万や80万になる企業様も多くございます。
購入するユーザーからすると、それらの経済状況が迷惑極まりありません。
それらが影響し、集客が安定しない企業様が目立つようにもなりました。
今までは、見学会で集客出来ていたのに・・・
今までは、問い合わせもあったのに・・・
今までは、30%の利益があったのに・・・
今までは、今までは、今まではと言い始めればきりがありません。
そこで、表題に触れていきたいと思うのですが、様々な業界でも難航しているなかで、
うまく行っている企業様は価格転嫁が上手だ。ということです。
わかりやすいのは、ホテル業界ですね。
これまでと同じ戦略では、ユーザーはお金を出したくない。と思ってしまいます。
その為、大手ホテル企業はあえて価格層を上げて開業ラッシュが続いております。
どうせ、高いのであればサービスや施設をより充実させて富裕層をターゲットに切り替えることにより
あらたな市場開拓を実現する。のが戦略になっております。
住宅業界でもこれまでと同じ仕様で、原価が上がった分だけ価格転嫁をするという企業様は
苦戦をしている企業様が多いです。
値上がりは仕方ないので、これを機に付加価値をつけて高価格を攻めるか、
未だ未開拓な新たな市場を開拓するか。
二社択一です。
富裕層を狙いたい。
ボリュームゾーンを開拓したい。
様々な戦略をご用意しております。
今後の経営についてや方向性の見定めなど、未来の不安がございましたら対応させて頂きます。
戦略が変わればプロモーションが変わる。
皆様の会社をレベルアップする時期が訪れたようでね。
ではまた。