Z世代を攻略しよう
こんにちは、古藤です。
最近の住宅業界の動向はいかがでしょうか。
皆様ご存じの通り、新設住宅着工戸数が右肩下がりということで、
今後さらに受注競争が激しくなるかと予想されております。
その中でも、お客様との失注要因として挙げられる一つに「資金」があります。
資金的に厳しいお客様も増えてきているという考え方もできるのですが、
そもそものお客様のお金への考え方も変わってきているのが実際のところです。
先日、それが分かるニュースが掲載されていましたので、共有します。
まずZ世代の年齢で言うと、諸説ありますが、
だいたい15歳~28歳くらいまでと言われております。
ちなみに、14歳以下はα世代と呼ばれているそうです。
(どういう世代かはまた調べてみてください)
そのZ世代ですが、ニュースを要約させて頂くと、
Z世代の目標年収が400~500万円であり、収入よりもワークライフバランスを重視するという結果だったということでした。
ちなみに私もZ世代に分類される身ですが、
正直なところ、目標年収の数字に驚きを隠せませんでした。
私のイメージとしては、
「年収1000万を目指したい」
「高級車を購入したい」
「いいところに住みたい」
のように、少し高すぎるくらいの目標設定をするものだと思っていましたが、
そうではなく、かなり現実的な数字を設定しているような印象を受けました。
もちろん私個人的な価値観で話をさせて頂いているので、賛否両論あるかと思います。
ただ今回のニュースのような考え方が、今の20代の考え方のベースにあるというのは、一つ頭に入れておくべきことかと思います。
そして、このZ世代の傾向から考えられることはいくつかありますが、
本日は2点だけお伝えします。
・住宅購入者への対応にあたって
これからの住宅購入を検討される方は、そういう考え方がベースにあることを前提として接客をしていく必要があります。
もしかすると、新築だけでなく、中古住宅でもいいという考えをすでに持っている可能性もあります。
その際に対応できるかは会社様ごとによるかと思いますが、今後Z世代の年齢層がターゲットとなっていくことを考えると、幅広い年齢層を獲得できる手段を持っておくことも事業戦略の一つになるかもしれません。
・人材採用・人材教育にあたって
収入よりワークライフバランスを考える20代が多い傾向にありますので、それを前提に採用や評価制度、教育スケジュールなどを組むことも必要になります。
もちろん企業に合う人材を採用するというのであれば、上記に当てはまらない人材でもいいかもしれませんが、それでもこのような傾向にある求職者や社員が多いという認識があれば、これからの企業としての対応や制度の見直しも可能かと思います。
今の若年層の考え方を知ることで、企業としての戦略を見直すことにもつながるかと思い、
共有させていただきました。
弊社でも参考になるセミナーもWEBにて開催しております。
もしよければ、覗いてみてください。
それではまた次回。