『2025年 残る工務店、残らない工務店』
いつもありがとうございます。
ラスト・コンパスの堀です。
7月になりましたね。新しい紙幣が7月3日より発行され、1万円札は渋沢栄一、5千円は津田梅子、千円は北里柴三郎になりますね。
その中でも渋沢栄一は日本資本主義の父と言われております。
なぜ日本資本主義の父かと言うと設立運営した会社が約500社で銀行、ホテル、建設、電気、ガス、学校など現代社会の基礎を築いたので日本資本主義の父と言われております。
現存している企業は何社あるかと調べると167社と出てきました。半分以上の99社が上場企業です。ENEOSなど早々たる企業です。
詳細は帝国データが渋沢栄一関連企業調査をご覧下さい。
「渋沢栄一関連企業」調査(2024年7月)| 株式会社 帝国データバンク[TDB]
なぜ渋沢栄一が活躍した時代から100年以上経過した今でも現存しその想いを継いでいるのか?
道徳経済合一説が深く関係しております。
道徳経済合一説とは正しい志・道徳観に基づいて利益を生み出していく事は企業が永続する条件であること。その想いが今も受け継がれているのだと思います。
なぜ冒頭からこのような事を記載したかと申しますと、2024年も半年経過しましたが建設業の不況で色々な工務店から業績が上がらない、スタッフが辞めるなどご相談を頂く機会が激増しておりますので、そのヒントになればと思い記載させて頂きました。
何がヒントかというと上記にも記載しましたが、正しい志・道徳観に基づいて利益を生み出していく事は企業が永続する条件であるという事です。
私自身建築業界に21年おりますと多くの浮き沈みの会社というか経営者を多く見て決ました。
多くのスタッフが退社してしまい会社が回らなくなり全てを手放してしまった経営者
成長と膨張をはき違えて全てを手放してしまった経営者
などなど一部の経営者が今どうしている?状態になられました。
現在の不況で業績が悪化しているのに何もしない経営者は上記のようになる可能性が高いと思われます。
今年も残すところ半年になりましたので少し早いですが
最後に『2025年 残る工務店 残らない工務店』の違いの1つお伝えしたいと思います。
【経営者の判断力と決断力が違う】
残る工務店の判断力は情報を正しく評価して分析や経験に基づいて選択肢を評価する事ができ、期日を決めて決断力ができる
特に期日を決めない期日を決めても守れない工務店経営者が多すぎます。
ドキッとした経営者の方は直すだけでも業績変わると思いますので意識して頑張って下さい。
ムカッとした経営者の方は直さないと思っている以上に社内、社外の信用がなくなっていきますよ。残らない工務店経営者の大半がそうです。長年の習慣がありますので相当意識をしていかないと変われないと思います。
どんなに素晴らしい技術やテクニックがあっても判断力や決断力が間違っていると利益を生み出して永続に繋がりません。
最後に余談ですが
渋沢栄一は約500社の設立運営に力を注がれましたが、妻と妾を一緒に住まわせて17人以上の子供がいたとの事です。
コンプライアンスがうるさい時代に
英雄色を好む
でしょうか(笑)