大工の評価
皆さん、こんにちは。
ラストコンパスの笹川です。
今回は、大工の成果を公正に評価する方法について考えていきたいと思います。
技術職の中でも特に評価には苦戦しやすい職種かと存じますが、皆さんはどのようにされていますでしょうか。
評価がされないと、
「自分はこんなにやっているのに」
「この分野は自分が一番なのに」
「頑張っても頑張らなくても同じだな」という不満がたまった暁には ” 転職 ” という最悪の未来が待ってます。
ないよりはあった方がいいではなく、なければいけないものとして評価制度はあるべきかと存じます。
では、大工をどのように評価するか。
今回は社員大工を例に考えます。
まず、最初に頭に浮かぶのは技能を評価するということではないでしょうか。
弊社では「できる仕事の数」と「できる仕事の質」を評価されることをお勧めしています。
例えば、できる仕事の数で言うと、
・墨出し、地縄ができるか
・大工道具が適切に手入れ、使用できるか
・和室の施工ができるか
仕事の質では、
・まだまだ勉強中なのか
・ひとまずは一人でできるようになったのか
・他者に指導できるレベルなのか
等、大変多岐にわたると思います。
一人前の大工であれば「これはできてほしい」という項目を洗い出して、それに対して大工ごとにできているかどうかを見ると1つの評価材料になります。
社長や工務職の方が判別できない、現場に行く時間が無い場合は親方等に聴取するとよいです。
では、その他に評価できることは何があるでしょうか。
次に評価すべきは経験値ごとに期待されることを評価するということをおすすめします。
例えば、入社1年目であれば、
・大工学校への出席率が適切か
・親方の指示や会社の指示を素直に聞けているか
・分からないことは報連相しているか
5年目である程度経験値がある場合は、
・部下のマネジメントや教育ができるか
・利益を減らしていないか
・新しい技術や道具の提案ができているか
等は評価の対象になるはずです。
その他にも、普段の業務姿勢やPDCAが回せているか、施主からのクレームの有無等も評価できる部分になると思いますが、会社が大工に求めるものが何かによって変わってくるかと存じます。
弊社では、大工の評価についても多くの支援実績があります。
気になる方はお問い合わせください。
それでは、失礼します。
笹川