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減収増益という選択肢

いつもありがとうございます!

釜鳴(かまなる)です。

突然ですが、今期の業績はいかがでしょうか?

建設業界の倒産件数が例年の2倍、

新設着工数は前年同月比と比較して24ヶ月連続でマイナス、

原価高騰による利益圧迫、運送費の値上がり、集客の減少… など、

挙げれば嫌になってしまうほどに厳しい状況下に置かれていると感じております。

会社の目標設定をされる上で、1番理想なのが『増収増益』となりますが、

今の時代背景を考えれば、『減収増益』という選択肢もあるのではないか?と考えております。

原価高騰により住宅業界における1棟の販売単価は、以下のように上がっております。

2020年度 2,218万

2021年度 2,409万

2022年度 2,484万

2023年度 2,558万

たった3年間で340万円もあがっているのが実態です。

平均的な延床面積が33.9坪のため、坪10万円アップしている事になります。

買い手であるエンドユーザーの実質賃金があがっていない事を思えば、

新築は高嶺の花になっており、中古に流れているのもある意味仕方ない状況となってきました。

しかし前向きに捉えれば、1棟単価はあがっているので、

粗利率を改善できれば以下のように最終的に目指すべき粗利額を伸ばすことはできるのではないか?

と考えております!

2,500万×10棟=2億5,000万×粗利22%=粗利額5,500万

2,500万×  9棟=2億2,500万×粗利25%=粗利額5,625万

(分かりやすいように1棟2,500万と仮定)

1棟分の売上である2,500万は減収しておりますが、

粗利を3%改善する事で最終的な粗利額は増益しているという例となります。

とはいえ、これだけ原価高騰している時代背景の中で、

そこに逆行して粗利の改善などできるのでしょうか…?

当然、そこが最大のネックの部分ですが、やり方によっては十分可能だと考えております。

実際に、弊社が提供しているレバレッジ(原価削減プログラム)を活用して頂いている加盟店様に

最近アンケートを実施させて頂きましたが、1棟あたり53万の削減に成功されております!

粗利率が何%改善できたのかを見てみると・・・

1棟2,500×粗利22%=550万ということは、原価として1,950万かかっている事になります。

約50万の原価削減ができたという事は、1棟の工事原価が1,900万で建てられるようになったという事ですから、

粗利に直すと24%ということになりますので、約2%の粗利改善を達成しているということになる訳です。

  

例に挙げた3%ではないものの、

原価高騰している時代背景に逆行して2%のコスト削減ができているという事は、

実際の効果はそれ以上という見方もあるかと思います。

  

具体的なコスト削減の取組みについては、また次回とさせて頂きますが、

着工数が減少している時代だからこそ、棟数だけに固執せずに

会社からの支出である原価を見直しする必要性を少しでも感じて頂ければ幸いです!

  

随時、無料セミナーを開催しておりますので、是非ご参加お待ちしています!

  

Leverage | 株式会社LAST COMPASS

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