力を抜く
皆様、初めまして。
4月からラストコンパスの一員になりました。
戸牧 陸(とまき りく)と申します。
今回は入社して初めてのブログとなりますので私が大切にしてきたことや、
これからも大切にしていきたいことについてご紹介しようと思います。
私は何に対しても
「力を抜く」
ことが大切だと考えます。
「力を抜く」と聞くとマイナスなイメージがあるかもしれません。
私が思う「力を抜く」というのは手を抜いたり、
気を緩ませる訳ではありません。
私は心技体の心
がどの場面でも大切だと考えます。
常に緊張感を持って何かに取り組むと
必要以上に集中してしまい、
思ったように心や体を操作することができません。
心は自分の才能ではなく、
自分のマインドコントロールで
一流にも三流にもなると思います。
そのような経験を私は、大学まで行っていた野球を通じて感じたことがあります。
小学3年生から始めた野球というスポーツの中で、
単に技術が優れている選手が試合で結果を出せるか
というとそうではありません。
なぜなら、
心が弱い人間に自分の力をすべて発揮することは極めて難しいからです。
まさに私は
心の弱い人間の一人
でした。
自分の力を発揮できず、
結果ばかりに執着してしまい、
逆に思ったような結果が出ない経験
を何度もしました。
しかし、高校三年生の春に心がどれだけ大切なのか
を実感する経験がありました。
私はチームの欠かせない存在ではありながら、
自分の結果ばかり考え、
思ったような結果が出ませんでした。
それは、心が試合に勝つことではなく、
自分のこと
しか考えられていなかったからです。
ここで私は
「力を抜く」
ことに集中しました。
そうすることで自分の目の前にいる相手の
心理や考えが読めるようになり
思ったように体が動くようになりました。
常に周りを見ながら、
相手を見て行動することで、
自分の役割を明確に導くできるようになりました。
これらの経験から、野球に限らず私が向上心を持てるすべてのことにおいて、
心技体は一つも欠かすことのできない要素だと感じることができました。
今、私が取り組んでいる仕事の中で、結果が問われるものもあります。
その中で、私自身が達成しなければならないこと。
組織として達成しなければならないこと。
実際にはどちらも同じ内容ではありますが、
組織のすべての者が、個人戦として取り組むことと
チームとして取り組むことには、
結果は変わるのではないかと私は考えます。
なぜなら、自分のことだけ集中していると、周りに目を向けることができず、
新しい発見が生まれないからです。
逆に、結果が出ない人は焦りからくる力みで空回りすることがあるかもしれません。
「力を抜く」ことで自分の役割を把握し、心に余裕ができ、自分の力を発揮することができれば、
心技体の技と体にも大きな成長がみられると考えます。
これらから、今まで経験してきた、野球とこれからの社会人生活は似た部分があると、
まだ入社して間もないですが、感じることができています。
これから、社会人として何度も壁にぶつかることがあるかと思います。
もちろん、結果を出さなければならない毎日になるとは思いますが、
結果だけに執着すると、必ず力が入るのは人間なら誰しもが経験することです。
ですが、私はこれまでの経験で学んだ
「力を抜く」
ことを大切にして1つずつ壁を乗り越えて行きたいと思います。
まだまだ未熟者ですが、一生懸命、精進して参りますので、よろしくお願い致します。
戸牧