学びの比較対象
こんにちは
さて、前回のブログで新学期になったので何か新しいことを始めようと
言っていた私ですが、
結局あれこれと色々悩んだ結果、
4月から始めたことは‥
結局「英語」にしました。
きっかけとしては、
・事務所移転で通勤時間が片道+30分くらい増えたことによる時間の活用
・映画が好きで、字幕なしで概要くらいは分かるくらいに海外映画を見たい。
・東京で外人に声を掛けられることが増えた
こんな理由です。
まあとはいえ、
私は海外留学経験もないですし
英語を勉強した機会は大学受験くらいのものでしたので、
とりあえず趣味程度で英語学習を開始しております。
学習時間は
毎日通勤時間1時間+寝る前+休日暇な時間で、
先月でおそらく月50時間くらいは英語を聞きまくっていたのですが、
1ヵ月で割と聞き取れるようになってきたかな‥みたいな感じです。
これを1年続けたら果たしてどうなるか‥ということを試験的に
実施しておりますのでまた成果は追って報告致します。
(基準があまり分からないですが、とりあえずTOEIC600点を目指します)
さて、ここからは表題の話に移ります。
いきなりですが、
あなたは自分のことを
一般的に能力の高い人間と思いますか?
それとも能力の低い人間と思いますか?
…
はい。
この質問で
能力を測るためにイメージした比較対象がどこに向かったかで
あなたの成長の速度はほぼ決まります。
例えば、
上記の抽象的な質問で、
営業力は社内で勝っている。とか
テストの点数は学生時代クラスで一番だった。とか。
自分の周りの友達と比較すると、年収が一番高いとか。
このように考えた人は
成長速度は「遅い人」の可能性が高いです。
どういうことかと言うと
能力の低い人の比較対象は
いつも都合の良い「自分の知る世界」に限定される傾向にあるからです。
まあ、これは私が個人的に思っている話ではなく、
実際の思考実験からある程度証明されています。
あなたは
ダニング=クルーガー効果という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
人間が陥る様々な認知バイアスの1つですが、
結論から言うと
能力の低い人は、自分を過大評価する
能力の高い人は、自分を過小評価する
というものですが、
実験内容は、238人の学生のうち124人の大学生にいくつかの筆記試験を行ってもらい、
解答直後にその成績を自身で評価するというものです。
自身がどれだけのスコアを稼げたかを予測して、実際の数値とその差分がどのように現れるかをみるというものでした。
詳しくは上記URLをご覧頂きたいのですが、
まあ、結論から言えば
スコアの低い人ほと、自身を高く評価してしまったという結果内容なわけです。
そもそも私の考えで恐縮ですが、
〇〇より能力があるとか、ないとか
このような話は非常に滑稽で、
私的には
誰かの優れている部分だけを見て、聞いて、それを模倣し、
学びにすれば良いと思っています。
上司とか部下とか関係なく
子供とか大人とか関係なくです。
誰にでも自分以上に素晴らしい何かしらの才能は必ずあるのですから。
冒頭の話に戻りますが、
どれだけ英語が熟練されても
英語が得意と胸を張って言える日本人は本当にごく少数でしょう。
それは英語がどれだけ上達しても
英語を学習する方は皆、ネイティブスピーカーを比較対象にしているからだと思います。
野球であれば大谷翔平、将棋なら藤井壮太
ボクシングなら井上尚弥と自身を比較するように、
比較するなら徹底的に上を見続けなければ
成長は止まってしまいます。
つまり
自己を慰める比較の世界ではなく、
自己を高める比較の世界に視点を持っていくことが、
成長のコツなのかなとも思います。
もし、あなたが成長したいと本気で思っているのであれば
誰よりも人の良い部分を見つける視点を
意識的に持つのが良いかもしれません。
そして私もそうありたいと思います。
では。