「ルール」の重要性
こんにちは。
ラストコンパスの山本です。
突然ですが「ルール」は非常に重要なものです。
ルールがないと楽しくないですし、場合によってはどう行動すればよいのかも分かりません。
スポーツにおいてもルールがなければみんなが好き勝手にしてしまいますし、
何を基に行動すればよいのかも明確ではありません。
前職で小学校教諭をしていた際の話です。
鬼ごっこをしていたグループで喧嘩がありました。
話を聞いてみると、タッチしてから10秒数えないとタッチできないと主張している子どももいれば、
そのようなことは聞いていないと主張している子どももいるという状況でした。
このような小さな世界でもルールをしっかりと定めていないがゆえにもめ事が起きてしまい
楽しくすごせていないということがあります。
逆にルールさえ初めに定めていればこのようなことが起きた可能性はかなり低かったことになります。
みなさんはどうでしょうか?ルールを定めていらっしゃいますでしょうか?
建築業界においてのルールの一つに「取り決め書」があります。
昨今、原価価格の高騰の影響もあり業者から度々値上げの要求があったり、
逆にコストの交渉を行ったりしているというお話をよく耳にします。
ここで大切になってくるのが「取り決め書」になります。
ちなみにですが、ここでは「取り決め」と「取り決め書」は意味合いとして異なります。
口頭で業者と取り決めを交わされる方も多いかと思いますが、
この場合はルールをしっかりと定めたうえで書面として取り交わすことを指しています。
原価価格の高騰がある中でもしっかりと利益を確保されている会社は
どこも「取り決め書」を非常に上手く取り交わしています。
ポイントとして以下の4つが特徴的です。
・今の資材の適正単価、人工数を正確に把握している。
・どこまでを業者にしてもらうのかを明確にして取り決めを交わしている。
・安易に都度で取り決めを交わさず、長期的な取り決めを交わす。
・担当者任せにしない。
粗利が30%を超える会社は必ずと言っていいほどこれらのことを徹底しています。
取り決め書というルールを明確に定めておくことで、業者ともより良い関係を築きながら利益を確保できます。
逆にルールである取り決め書が疎かになってしまうと、
価格高騰の波に飲まれ粗利がしっかりと確保できないといったことになります。
今後も値上げは続いていく状況でもあるので、
今一度みなさんの会社でも「ルール」を見直されてはいかがでしょうか。
ラストコンパスではそういった原価管理に関する取り決め書に関してもセミナーでお伝えしております。
ご活用いただければと思います。
山本