ヒューマンエラーは起こりうるもの
こんにちは。
ラストコンパスの山本です。
私も入社してあと2か月ほどで1年が経とうとしておりますが、
恥ずかしながら時折ミスをしてしまうことがあります。
とはいえ、人間ミスをしてしまう生き物であるためどのようにすればミス(ヒューマンエラー)を減らし防ぐことができるのかが重要だと思っています。
これは私が前職で教師をしていた時の話です。
相手は子供ではありますが、それぞれの個性があり、人によっては何度も同じミスをしてしまう子どももいました。
こういった相手に同じように何度も「ミスをするな」といっても当たり前ですがミスは無くなりません。
ではどうすればよいのか。
そもそもミスが起こらない環境を作るのです。
いつも朝登校すると宿題を出さず、カバンをロッカーにしまわず遊びに行く児童がいました。
何度も言ってもなおりません。
悪戦苦闘して向き合っていましたが、その時によく先輩の方から言われたことが、
「こういうことは基本起こる。口で何度伝えても直るとも限らないし、そもそもの環境を見直していかないと。」です。
そこで、
・その子オリジナルで準備ができたらシールを張る。(トークン法といいます。)
・朝来たら見えるように机にやることリストを張る。
を行いました。
すると、徐々にですが、準備をしてから遊びに行くようになりました。
一つの例でご紹介しましたが、要はミスやヒューマンエラーを起こさない環境・仕組みづくりが重要というわけです。
これを「フールプルーフ」といいます。
元々は、製品の設計やシステム開発の場でよく使われていた言葉です。
また、ヒューマンエラーには、
行動からの分類
①やり忘れ、②やり間違い
人間の情報処理過程からの分類
①実行上の誤り、②意図の誤り、③記憶間違いによる誤り
外部のきっかけを認知からの分類(SRKモデル)などがあります。
【引用:厚生労働所 職場のあんぜんサイト】
このヒューマンエラーの防止に関してはよく以下の四つが挙げられます。
1 人が間違えないように人を訓練する。
2 人が間違えにくい仕組み・やりかたにする。
3 人が間違えてもすぐ発見できるようにする。
4 人が間違えてもその影響を少なくなるようにする。
環境・仕組みづくりは「2」に当てはまります。
ただ、仕組みだけではいけません。
やはりその人の意識、行動も非常に重要です。
意識を高め、ヒューマンエラーを減らしていくことの一つとしてやはり教育は欠かせません。
弊社ではそういった人材教育に関しても力をいれておりますので、一度ご参考にしていただければと思います。
私もミス0を目指して今後も頑張っていきたいと思います。