社内制度の構築をゴールにしていませんか?
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。
ラストコンパスの秋岡です。
私は普段の業務として、住宅会社様や建設会社様に対して、人事制度・社内制度を整えるサポートをしております。
人事制度・社内制度は非常に幅広くなりますが、主には
◆社内ルール
◆評価制度
◆賃金制度
◆人材採用
◆人材育成
に対して、制度構築やアドバイスをしております。
クライアントの皆様と二人三脚で制度構築をするための各種資料の作成をしておりますが、
制度構築が私たちのサービスの目的ではありません。
構築、作成した資料を実際に運用し、社内制度が整う事で業績向上につながることを目的にしております。
社内制度構築の手順
業績向上までの導線として、
制度構築 → 運用 → 業績向上
となるですが、実はこれだけでは不十分です。
「制度構築→運用」、「運用→業績向上」に繋げるためには、それぞれ欠かすことのできないものがあります。
社内説明
「制度構築→運用」をするために欠かすことのできないものは、「社内説明」です。
基本的に制度構築は経営者と行っていきます。
経営者の方は構築の過程で知識が自然とついていくため、十分な理解をして頂いておりますが、社員の方は完成した制度を見ても、理解できなかったり、納得いかなかったりと運用に対して否定的になることもしばしば見受けられます。
そうならないためには、ただ制度の発表をするではなく、時間をかけて制度説明を行うべきです。
その際に、ただ単に運用目線の業務的な説明だけをするのではなく、なぜこの制度構築に至ったのかの背景や想いもぜひ伝えて頂ければと考えております。
どれだけいいもの、わかりやすいものを制度構築しても、社員からの理解、協力なくして制度は走っていかないことを覚えていて下さい。
ブラッシュアップ
「運用→業績向上」に行くためには、実際の現場でそれがどのように活用され、効果を発揮しているのかを確認していかなくてはなりません。
運用をしていても、経営者と社員では目線が違うこともあり、「これで完成」と思っていた制度が不十分であることもあります。
例えば、
・運用するのに思ったより労力が必要である。
・運用してみたが、うまく制度が回らない。
・制度に対して想定外の事例が発生し、対応できない。
など、運用してみて初めて分かることがたくさんあります。
その時、「この制度はダメだった」とただ諦めて、運用をやめてしまう会社様もいらっしゃいますが、それは問題の先送りにしているだけであり、結局時間が経ってから、その課題に向き合うことになります。
制度を安易に「運用しない」と決断するのではなく、今まで労力がかかった制度構築に対して今一度向き合い、「ブラッシュアップ」することが重要です。
時には丸々作り直しになることもありますが、「運用できなかった」という経験は必ず次の制度構築の糧となります。
忍耐強く、制度構築に向き合い、運用し、業績向上へと結びつけていくことを目指して頂ければと考えております。
<社内制度構築の手順>
制度構築→社内説明→運用→ブラッシュアップ→業績向上
最後に
今回は社内制度の構築に対してお伝えしてまいりました。
ラストコンパスでは建築、建設、不動産業界に特化した、社内制度改革のお手伝いをしています。
ご興味のある方は、お問合せか弊社セミナーへお越しください。
秋岡