業績が良い会社と業績が良くない会社の2つの違い
いつもありがとうございます。ラスト・コンパスの堀です。
今年も残すところ1ヶ月となりました。
今年は建設業にとっては非常に厳しい年という声が多かったです。
「新築の棟数が落ち込んだ」「集客が落ち込んだ」「優秀な人材が離職した」「採用ができない」などなどの声を耳にしました。
その中でも建設業の人手不足は昨年と比較しても非常に厳しいとの声が多かったです。
帝国データバンクが11月14日付で人手不足倒産の動向調査の結果を発表しておりましたが、
その情報からも深刻な問題だと思います。
人手不足倒産の年間累計は206件、年間ベースで過去最多を更新しているとの事です。
その中でも業種別第1位が建設業で約37%を占めているとの事。
従業員数別だと10人未満が約75%を占めており、小規模事業者にとって、1人の退職の影響が大きい事が原因と推測されます。
物価高など各種コストが高騰し、人件費に割ける余力がないと今後は更に人手不足倒産が増加する可能性があると思われます。
今後は2030年問題(総人口の1/3を65歳以上の高齢者が占める)で更なる人件費の高騰、深刻な人手不足、人材獲得競争の激化が予測されます。
今でも総人口の1/4を高齢者が占める状況でも厳しい、更なる少子化にともない今以上に厳しくなりますので、
準備をしていって下さい。
するべき準備はたくさんあると思いますが、もし経営者の皆様が社員として就職する、働き続けるとするならば、業績が良い会社と業績が良くない会社のどちらに就職するか働き続けますか?
天邪鬼でない限り間違いなく前者だと思います。
という事は業績が良い会社になる、していかなくてはならないという事です。
今年は厳しいと言われている中、業績が良い会社も多く存在するのも事実です。
特に最近多くの経営者のお会いして私が感じる業績が良い会社の経営者と業績が良くない会社の経営者の2つの違いを述べたいと思います。
1つ目は「人・モノ・金・情報」を大切にしている経営者は業績が良い会社が圧倒的に多いです。
例えば人が働き易い組織構築、例えば昨期過去最高の利益を更新したタマホームは6月1日から休日数を107日から120日にされてワークライフバランスの整った働き易い環境実現の施策の1つとして休日を増やしました。大手だから?いや10名以下の工務店さんでも年間120日休日も実現されて業績好調な会社もあります。
業績が良い会社は情報も最新かつ正しい情報にアップデートをされております。
例えば資料請求頂いたお客様に資料をただ送付するだけでなく、香りも資料と一緒に届けて自社ブランディングを図っている会社など微差が大差を生む仕掛けをしている会社は業績好調な会社が非常に多いです。
見学会アンケート1つとっても1種類でなく何種類もお客様の来場回数などに応じて内容もかえて種類を増やすなど実施されている会社は業績好調なところが非常に多いです。
そのような会社は日々同じ事をするのではなく状況に応じて変化させる事ができる社風だからこそ有事の状況でも変化させる事ができ業績好調に繋がっているのではと思います。
今一度「人・モノ・金・情報」を大切にするという原点回帰が必要かと思います。
2つ目は「決断力」がある経営者は業績が良い会社が圧倒的に多いです。
決断を先延ばしする経営者は普段でも社員、業者に対しても本人が意識をせずに不安を与えてしまっているケースが多く見受けられます。
例えば期日までに実行すると決断しているにも関わらず、ずるずる先延ばしをしてしまっていると信用が低下しますよね。
当然コストにも影響をうけますよね。
コスト上昇が当たり前になっている中、3年前に取り決めをしていたコストのまま据え置きになっている会社があるのも事実です。
その経営者はやはり「決断力」がある方です。
そのような感性を磨くには同じ経営者でも業績が上がっている経営者の生の声を聞く事が近道だと思います。
今、コストが上昇している中1棟180万以上下がったらいかがでしょうか?
業績が良い会社の経営者の生の声を聞く事ができる機会をして終わりにしたいと思います。
業績が良い経営者の生の声を聞く事ができる機会