実現不可能なアイデア
大久保です。
例えば月初の会議などで、
なにか新しいことを実行する。となったときに
様々な聞こえの良いアイデアを出すけど、結局実行出来ずに終わる・・
やってはみたものの3日坊主になる・・という経験。あると思います。
自分も突発的なバカ丸出しのアイデアを結構出していますが・・
・・ということで、
様々な経験を経て編み出した
そのバカ丸出しのアイデアを実現可能なアイデアに変える自分なりの秘策を
少し紹介したいと思います。
それは下記の3つのフィルターを通すことで実現可能だと思っており、
逆にこれらを通らないアイデアは実現不可能ということで、発案段階にも至りません。
①技術的に可能か?
②費用対効果的に可能か?
③機能的に可能か?
まず①ですが、
例えば集客を促進するための新サイトの構築を例に挙げると、
それが実現可能かの技術的側面をまず見ます。
この場合、作成をアウトソーシングでする場合が多いのですが、
それでも外注先の作業面での実現可能性を考慮することが大事だと思っています。
その作業面の工程が把握出来れば、作成費用が
ある程度見えますので、次に②の費用対効果の側面を検討します。
②が最も重要で。アイデアがビジネスになるか?
という側面ですが、
そこに対しては、現状の集客のKPIと予算感覚がある程度
頭に入っていなければ、的を得た解答が出来ません。
例えば、現状の集客単価が1社平均5万だとすれば、
年間何社を見込みで呼べて、どこで損益分岐を超えるかという点を考慮するはずです。
そこを経て初めて、③の機能的側面を考慮します。
これは、「現実的に運用可能なワークフローか」です。
これは会社の規模が大きさに比例して、ものすごく難しいことになりますが、
運用の手間にものすごく時間を取られる戦略は実現可能性が低いことを指します。
例えば、顧客管理システムを全社的に取り組むにあたって、
入力する作業手間だけが増えて恩恵を受けれる場合が少ないケースもよくあります。
インターフェースが見にくい・欲しい情報がまとまっていないというケースもあります。
こういった実務的に使いにくいものは浸透しにくく、蓋を開けてみたときにアイデアが
不発に終わってしまっているケースが多いです。
と・・
いうことで、様々なアイデアや戦略は
包括的な側面からの考察を経て初めて実現可能となると思っています。
そして最後に、ある程度の意思決定者を先に囲い込み、外堀を埋めてから行う
ということも大事だと思っています。
アイデアを一つ実現するまで
なかなか大変な道のりですが、そもそものアイデアだけでなく、
技術的な知識と、数値的な根拠、(あとは社内営業)も大事になってくるということが
自分なりに実現不可能なアイデアを抑止するポイントかなと思いましたので、
ご紹介させて頂きました。
では・・