商品で差別化を図る上での市場分析
こんにちは。ラストコンパスの黒田です。
今回は差別化商品戦略において大切な市場分析についてお話させて頂きます。
皆様は他社との差別化をできてきますでしょうか?
多くの住宅会社様や工務店様は常に「他社と差別化するにはどうすれば良いのか」という課題に向き合っているのではと思います。
しかし、自社の強みはあってもそれが差別化につながっている会社様は少ないように見受けられます。
特に「高気密・高断熱」については多くの会社様が強みにしており、差別化に苦戦しているケースが多くあります。
今回、その差別化をしていく上で大切なものとして市場分析を解説します。
市場分析の目的とは市場を決めること。つまり、自社が売っていく顧客層を決めるということです。
これが定まっていないと、どれだけ素晴らしい商品ができたところで受注を取ることはできません。
ではそもそも、住宅業界にはどのような市場があるのでしょうか。
大きく分けて4つです。
・地理分類:この地域を狙おう、あるいはこの都市を狙おう、といった市場分類
・人口分類:高齢層を狙う、若年層を狙う、といった市場分類
・心理分類:デザイン重視層を狙う、性能重視層を狙う、といった顧客の心理から逆算した市場分類
・行動分類:リピーターを狙おう、夜間に活動する層を狙おう、といった顧客行動に合わせた市場分類
一般的には心理分類の観点で市場を決めるケースが多いのですが、心理分類とは言葉の通り、「消費者の要望を軸に市場を決める」といった考え方です。性能の良い住宅、低価格、高いデザイン性など消費者の要望の数だけ市場があると言えます。
しかし注意しなければならないことが、あくまで分類軸は「集客を決定づける要因(集客決定要因)」であることが重要だということです。つまり、集客できることが絶対条件であるということです。
例えば購入客にアンケートを取ると、多くが「営業マンの対応が良かった」、あるいは「地域密着で安心できる」といった回答がありますが、これはあくまで購入の決定的な理由になった購買決定要因です。
これらのことをチラシに打ち出してもそれだけでは反響が来ないことは想像ができると思います。つまり、この購買決定要因で自社の市場を決めてしまうと全く受注が取れない結果になるということです。
これらのことを踏まえた上で、弊社では「SIMPLE NOTE」という差別化商品戦略を展開しております。
SIMPLE NOTEは「Less is More」(より少ないことはより豊かである)をコンセプトに、建築の固定概念となっている無駄を削ることでシンプルな高いデザイン性とコストカットの両立を実現させた住宅です。
主に市場としては20代・30代の子育て世代で無駄なことにお金をかけることを嫌うミニマリストをターゲティングしております。
好景気を知らない子育て世代は節約や貯金などお金を使うことを嫌うことが多い世代です。
だからこそ、家づくりにおいても良い家をなるべく安く作ることに共感していただきやすく、集客も1セミナー1契約という打率の良いセミナー運営方法を確立しております。
もしご興味があれば下記より弊社HPをご覧になっていただければと思います
それではまた。