直線的な成長などない
こんにちは 山本です。
本日は、教育心理学の成長曲線についてお話していきたいと思います。
前職では、小学校教諭をしており、また学生時代には教育心理学を専攻しておりました。
その中で様々な心理学を学んできましたが、業種は違いますが活用できる考え方がありましたので述べさせて頂きたいと思います。
みなさんは「プラトー」というものをご存じでしょうか?
高原や大地を意味する言葉で、一時的な停滞状態のことです。
スランプとは違い、この場合新しいことなどがなかなかできるようにならないことをいいます。
多くの人は成長したいと思い、そのため様々な努力をしてできることを増やしたりより効率的にできるようになったりしていきます。
しかし、これは直線的な比例のグラフを描くものではありません。
階段のような、上がっては停滞し、また上がっては停滞していくものです。
ではこのプラトーを突破するにはどうすればよいのか。
よく挙げられるのが次の二つです。
1.プラトー状態にいることを自覚する。
なにかを初めて、ある程度成長が伸びたときに急に伸び悩みを感じたら、その時期こそがプラトー状態です。
このときに自分がプラトー状態いると自覚することが、今後のモチベーションに大きく影響します。
自覚していないと、「自分はだめなんだ」「センスがない」などモチベーションが下がるようなことばかり考えてしまいます。
まずは自覚することで、マインドのセットを正しく行うことができるのです。
2.やり方を工夫する。
プラトー状態はだれにでも起こります。プラトー状態なしで、比例の直線グラフのように成長する人を私はいまだかつて見たことがありません。
プラトー状態でも強い意志を持ち続けることは大切です。しかし、ただ「根性」「我慢」で続ければ良いわけではありません。
今までのやり方を見直すことも大切です。そこに改善点があるかもしれません。
ちょっとしたきっかけでプラトー状態を抜けることはよくあります。
成長曲線に関するお話をしてきましたが、このことを教育する側が知っているか知らないかは大きな差です。
知らないと、「あいつはだめだな」「なんでできないんだ」などネガティブな見方で相手を見てしまいます。
逆に知っていると、「こういうやり方にしてみれば」「見守る」といった相手に合わせた最適な方法をとることができます。
もちろん、本人も強い意志をもちこのことを知ったうえで取り組むことでよりプラトーを抜けやすくなります。
何事もそうですが、知っていると知らないでは大きな差です。
弊社ラストコンパスでは、そういった人材教育に関した取り組みにも力をいれています。
一度弊社の説明会にご参加してみてはいかがでしょうか。
ちょっとしたきっかけで大きく変わるかもしれませんよ。
山本