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先を考え、未来をつくる

先を考え、未来をつくる

代表の伊藤です。
当社の幹部方針のひとつに
「先を考え、未来をつくる」
という重要項目があります。

先を考える、というのは一見楽しそうで
やりがいにあふれた業務に思えそうですが
これを得意とする人材は滅多におりません。

以前ブログでも触れましたが、
一般社員から管理職、役員になるに「比例して」
先を考えなければならなくなります。

どういうことか?
例えば当社で考えてみましょう。
評価の期間にご注目ください。

①一般社員クラス
今日どんな実績を出したか?
実績を出すために明日何をするか?

②チーフ/主任クラス
一カ月でどんな実績を出したか
実績を出すために次の一カ月どんな行動をするか?

③係長/課長クラス
上半期でどんな実績を出したか?
下半期で実績を出すための施策は何か?

④役員クラス
今期どんな実績を出したか?
来期実績を出すための施策は何か?

⑤経営クラス
5年後どんな実績を出すか?
その為に3年後、1年後はどうあるべきか?

①-②に関しては
足元の数字をしっかり固めるため短期の行動設定になります。
センスがあればあえて対策を打たずともマンパワーで実績が出ることもあります。

しかし、③-④のステージになると計画的に施策を打てる管理者と
何も考えていない管理者で実績に大きな差が出てきます。
6カ月-12カ月もありますので、ドラスティックな戦略を実行することも可能です。
例えば「集客」というテーマに絞って考えてみます。

・集客戦略室を設置する
・HPを大幅にリニューアル
・書籍を出版し反響を狙う
・著名な講師と合同イベントで集客増を狙う

など。ざっと上げても効果のありそうな案を出せます。
1年後予算を達成すればよいので
年間を通して売上の波をつくっていくイメージで
具体案を落しこみます。

管理職によって施策と施策実行力に差が出るということですね。
無能な管理職は何も出てきません(笑)

さて、では⑤クラスになるとどうなるか?

5年後どうなっていたいか?
という途方もないというか、

「それ考えて意味ある?」

という言葉が出そうなくらい
先の話を「ド真面目に」考えなければなりません。
例えば当社でいうなら5年後の、

・売上設定
・売上を達成するための想定人員数
・売上を達成するための拠点数
・売上を達成するための商品/サービス投入時期
・新規事業参入時期

などが具体的に考えなければならないことになります。
そして一旦計画を立てたらそれを信じて実行に移します。

皆さんは上記のような5年後の会社の未来を具体的に考えたことはありますか?
あるわけないですよね(笑)(社員さんであれば)
サラリーマンであれば①-⑤の範囲までしか考えない仕組みになっています。

しかし、経営層はそういうわけにはいきません。
経営層が先を考えないと会社に

「偶然良い未来はできない」

からです。
たまたま偶然に実績が出たとしても、
それが偶然だと、次はどうなるか分かりません。
そんな危なっかしい経営に誰も乗っかりたくありませんよね。

社員は、
「会社の将来は当たり前に明るい」
と思っていますし、
「当たり前に給与は上がり、当たり前に部下ができる」
と思っています。

経営層は、その当たり前の未来を必ずつくらなければならず
自ら未来をつくる気が無いならその人間は経営層から外れるべきです。

この激流の時代、
変化への対応は必須です。
どうなるか分からない中、
真剣に先を考えることに向かい合い、
真摯に未来をつくっていきたいと思います。

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