この情勢の中、増益を目指す会社様へ。
こんにちは。
ラスト・コンパスの髙井です。
今回のブログは家づくりについてではなく、建築の原価についてのブログを書きたいと思います。
私は仕事上、たくさんの会社様と建築の原価についてお話しすることがありますので、少し事例を踏まえながらお伝えします。
皆様もご存知かと思いますが、2021年よりウッドショックが始まり、アイアンショック、石膏ボード、クロス、
メーカー品値上げなど様々な建築資材が値上がりしております。
その中で、ウッドショック前と比較すると、
「販売価格を坪10万以上、値上げしている。」
「粗利が3〜5%減って販売している。」
「売上は増えているのに利益は減っている。」
など、たくさんの会社様から上記のような声をたくさんいただきます。
2023年6月に弊社のコスト削減サービス「Leverage」の加盟店さま向けへの研修を行った時のアンケート結果の一部をお伝えすると、
石膏ボード(3×6×12.5)は
500円の会社や600円の会社、中には800円を超える会社もいました。
針葉樹合板(12mm)は 1900円の会社もいれば、2200円の会社もいて、中には2800円の会社もいました。
建築資材は、仕様、棟数、財務、時代などによって変わります。
資材の価格はブラックボックスですので、きちんと自社の適正単価を知る必要が利益を増やす第一歩になるかと思います。
ただ、建築資材以外のコスト削減も当たり前のように必要になってきます。
例えば、 瑕疵保険、工事保険、賠償責任保険、労災上乗せ保険、印紙代など建築資材以外を見直すことです。
その他にも、司法書士や土地家屋調査士、設計士などへの支払いや、人件費、広告費、経費などを見直すことも大切です。
先日、Leverage加盟店さまへのアンケートで「1年間で現場監督が管理できる年間棟数は何棟ですか?」
というアンケートを取りました。
年間5棟の会社や年間10棟の会社もいれば、年間20棟の会社もいます。
この管理できる棟数でも必要な人件費は変わってきます。
分かりやすく比較するために、
年間棟数が100棟受注できる能力がある会社という条件を加えると、
A社:現場監督1人で年間5棟管理できる→20人必要
B社:現場監督1人で年間10棟管理できる→10人必要
C社:現場監督1人で年間20棟管理できる→5人必要
仮に給料を年収500万とすると、
A社→500万×20人=1億
B社→500万×10人=5000万
C社→500万×5人=2500万
と、人件費が全然違います。
今回はわかりやすく比較するために極端な例をお伝えしましたが、
管理できる棟数が増えると、その分人件費を削減することにもつながります。
(もちろん、受注棟数が増えることにもつながります。)
今回は、建築の原価やその他の経費について触れさせていただきましたが、
皆様の会社が増益になるように私たちは日々、情報提供などをさせていただいております。
もし、自社の利益を増やすために、何か取り組みを検討している会社様は
是非一度、ラストコンパスにお問い合わせください。
建築原価はもちろん、建築資材以外のコスト削減についてもサポートさせていただきます。
それでは。