土地提案で「物件情報」以外に大切なこと
こんにちは。後藤です。
東京支店を渋谷区にオープンしてから5か月が経過しました。
事務所探しには数か月間かかり苦戦しましたが、
良い物件に巡り合えたと感じております。
細長い形状のため強風でビルが大きく揺れたり、(震度4くらい)
ゴミ出しのルールが厳しく毎日ガイドラインを読むはめになったり、
大手企業の労働組合の演説による騒音で定期的に打ち合わせが中断したりと
いろいろ問題は抱えているものの、
概ね良い職場環境と言えるかと思います。
さて、今回は事務所を探している際に感じたことをお伝え致します。
事務所を探すにあたり大抵の人が行うであろう
- エリアや面積、価格などをある程度決める
- いくつかのポータルサイトで絞り込み検索を行う
- 条件に合う物件があれば問い合わせする
- 問い合わせ先に条件を伝えて他の物件情報ももらう
- 良さそうな物件の内見をする
という手順を踏みました。
なかなか条件に合う物件が見つからなかったため、
結局4社の不動産屋を通じて十数件の物件を内見したので、
それぞれの担当者の力量を明確に比較することができました。
押し付けられた仕事をただこなすように、
適当に見学させて早く終わるのを待っているようなベテラン担当者。
物件情報に書いてある情報だけを伝えて、
ひたすらクロージングしてくる新卒担当者。
もみ手をしながら上目遣いで「ご予算は~?」「いつ頃までに~?」
とひっきりなしに探りを入れてくる中堅担当者など様々です。
その中で思った頃は、
雑談力やクロージングに差はあるものの、
物件のプレゼンに関してはどの担当者もあまり変わらないということです。
どの担当者も紙面に書いてあること以上の情報や提案はなく、
同席(同行)する必要など全く感じませんでした。
しかし担当者によって明らかに異なる点がありました。
それは、
「地域の情報の豊富さ」です。
ある担当者は、
「実は私はこの町がすごく好きなんです。」
と語り始め、物件ではなく地域の魅力についてプレゼンを始めたのです。
確かに私たちは物件を探していたのですが、
どのエリアにするのか明確に決まっていなかったため、
「物件選び」と同時に「地域選び」もしていたのです。
そこで、
その地域に詳しい人に地域の魅力提示をされたため、
心が大きく動いたのは言うまでもありません。
「物件情報」はもちろん重要ですが、
「地域情報」こそが差別化のポイントになったのです。
私たちの場合は事務所探しでしたが、
住宅における土地提案も全く同様のことが言えるのではないでしょうか?
土地を提案する際、
多くの住宅会社はその土地そのものの魅力提示を行います。
もちろん駅や公園、ショッピングモールなどの近隣情報は伝えるでしょう。
住みやすさなどのメリットも思いつく限り伝えることと思います。
しかしその情報は調べれば誰でもわかることであり、
その土地を知り尽くした人からの本心のオススメではありません。
お客様はその地域をあまり知らない人に勧められたとしても響きません。
その地域に精通している人が進めるからこそ響くのだと思います。
土地を提案する際には、
その土地の魅力だけでなく、地域の魅力も伝えましょう。
そのために、あたかもその地域に何年も住んでいたかのように、
地域のことを話せるよう情報収集しましょう。
近隣情報だけでなく、
地域のイベント、歴史、観光地、人気のあるお店…
他にも過去の災害情報や人口の推移、渋滞情報
なども伝えられるよう準備をすることをお勧めいたします。
地域の情報通になることが土地の提案力を上げる一つの方法になるので、
体験談を例に挙げながら紹介させていただきました。
今回も最後までご覧いただきましてありがとうございました。
最後に売り込みを少しだけ。
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後藤